エカシの森と子馬のポンコ

加藤多一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591168387
ISBN 10 : 4591168387
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
191p;20

内容詳細

ここは、わたしの森。すきなところへ、すきなように歩く。長老の木・エカシとふしぎなカメムシたちといっしょにくらす自由の森。少女からおとなになる子馬のポンコをやさしいまなざしで描く物語。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あっか さん

    2021年小学生高学年の読書感想文課題図書。息子のクラスではこの作品で提出した子が圧倒的に多かったそう!主人公のポンコを始めガガイモの種、エカシ、カメムシなど、それぞれの思いで自由に生きている様に憧れるし、子どもから大人一歩手前に成長するポンコの姿が思春期前の高学年の子と重なるし、アイヌの文化にも少し触れられていてタイムリーで、少し難しいけれど読書感想文の課題図書になるのも納得でした。息子の読書感想文はあっという間に返されたけど(笑)これを読んで子ども達がどう思ったのか、瑞々しい感想を読んでみたいなあ。

  • chiaki さん

    2021年度高学年夏の課題図書。牧場から逃れ自由を手にしたかのように思われたポンコの姿は、大人になろうとしてる思春期の子どもたちに当てはまる。どこかに行きたい、でもどこにも行けない…そんな心の中のモヤモヤを、見透かすようにポンコに問い掛けるエカシやカメムシなどはきっと大人たちのメタファー。流されず、自分の心の声に従い生きることの大切さを思う。生きとし生けるものの神秘を感じるし、話はアイヌ民族の歴史や産業化、ジェンダーフリーにも触れられる。でもこれ高学年さんたちどう読むかなぁ。あとがきから読むべき1冊かも。

  • どら母 学校図書館を考える さん

    今年の読書感想文コンクールの高学年課題図書。平易な文章ながら深い内容。自然に無縁な都会の子どもたちは、ついていけるだろうか。 木も小馬も草の実も虫も同じように擬人化されている。

  • のり さん

    2021年課題図書高学年。北海道の牧場から逃げ出したドサンコ馬のポンコ。カメムシはあらゆるカメムシと一心同体で言葉もわかる描写がおもしろい。アイヌのことをもっと詳しく登場させるかと思うとそうでもなく、ポンコが大人になる話なのかなぁ。11,12歳の子が、この本読んで何かわかるのかなぁ、難しくない?? 牧場の人も別にそんな悪いは人でもないしさ、エカシやカメムシ以外にも、動物いそうなもんじゃないかなぁ。 感想文書くの大変そう。

  • 杏子 さん

    第67回読書感想文課題図書高学年向け。北海道の自然にあふれた森で子馬のポンコが長老の木エカシやカメムシたちと過ごす冬。やがて春が訪れるとともにポンコの体に変化が…。北海道に古くからいたアイヌの人々と途中からやってきて住み着いた和人とのかかわり合いにも思いを馳せる。イラストがふんだんに使われていて、字も詰まっていなくて読みやすいのでは。大人になっていくポンコを表現した言葉を高学年の子らはどう受け止めるのか。カメムシの意識が全体を自分自身と捉える考え方が面白い。後書きの手紙(テマミ)で作品のテーマがわかった。

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人物・団体紹介

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加藤多一

童話作家。1934年、北海道紋別郡滝上町に農民の子として生まれる。1958年、札幌市職員となる。札幌芸術の森創設の実務責任者を務めた後、52歳で退職。1987年、稚内北星短期大学教授。5年勤務の後、執筆活動に専念。1976年『白いエプロン白いヤギ』『ふぶきだ走れ』で童話作家デビュー。以後、主に北海道

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