加藤和彦ラスト・メッセージ

加藤和彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163722801
ISBN 10 : 4163722807
フォーマット
出版社
発行年月
2009年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,188p

商品説明

真のミュージシャンの最後の言葉
四十有余年にわたり日本のポップミュージックの可能性の中心であり続けた故人。自死半年前に語った、その音楽的自分史のすべて。
10月に自死を遂げた加藤和彦はその準備のひとつでもあるかのように「自伝」を出版することになっていました。その本のために為されたのがこのロング・インタビュー。死のおよそ半年前のこと。日本に初めて現れたとも言えるマルチ・ミュージシャンは率直極まる話しぶりで様々な活動について振り返っていて、胸を打ちます。

内容詳細

不世出のマルチ・ミュージシャンが死の前に語った、青春、音楽、趣味的生活のすべて。

目次 : 第1章 幼少〜高校生まで/ 第2章 ザ・フォーク・クルセダーズ/ 第3章 ソロ活動〜サディスティック・ミカ・バンド前夜/ 第4章 サディスティック・ミカ・バンド/ 第5章 加藤和彦の横顔/ 第6章 安井かずみとの時代、そして人生観

【著者紹介】
松木直也 : 雑誌編集者、ライター。1955年仙台市生まれ。桑沢デザイン研究所卒。ロンドン留学後、79年より編集者およびライターとして活動を始め、若者カルチャーを取材。その後、数多くのミュージシャンや音楽関係者たちのインタビューを行う。現在は、「食」を中心とする出版・広告に携わり、また「昭和」の取材に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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誰にでも愛される美しいメロディーを生み出...

投稿日:2009/12/27 (日)

誰にでも愛される美しいメロディーを生み出す才能を持ちながら、 その先進性からか、わかる人にしか愛されなかった加藤さん。 そんな自分を淡々と語りながら、突然消えてしまうこの本のエンディング は凄い。 なにはともあれ、このタイミングで発売された事に感謝します。

ムッシュK さん | 静岡県 | 不明

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90年代の初め頃、六本木交差点でトノバンを見...

投稿日:2009/12/23 (水)

90年代の初め頃、六本木交差点でトノバンを見かけた事がある。穏やかな笑顔で一人信号待ちをしていた彼はイメージ通りの人に見えた。本書インタビューの立案は07年秋、トノバン側から声をかけられたとある。するともうその頃から…そしてこの聞き書きは突然の嵐が吹き82年の時点までで終わってしまった。フォークル、ソロと様々な顔を見せる彼だが、私にとっては加藤和彦=ミカバンドというしかない。第4章は自由気儘なバンドの有様が堪能できる。ROXY MUSICのファンも絶対必読。第5章のホイチョイ的なワイン・食事論には賛否両論かもしれないが、それもこの人の一面には違いないのだろう。ともかく人の死の理由なんて、モンロー・芥川龍之介がそうだったように誰にもわからない。彼は決して求道的なミュージシャンではなく、あとがきで松山猛が言っているように「遊びの達人」だったのだ。だからこそこんな幕切れはしてほしくなかったし、完全な「加藤和彦」史を読みたかったと言ったら残酷だろうか。

WEATHER BOX さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 阿部義彦 さん

    図書館本。2009年、文藝春秋刊。2009年に自死した加藤和彦さんの最後のインタビュー。加藤さん自ら、著者に働きかけたらしいので、もしかしたら、本人も最後の置き土産のつもりで望んだラストメッセージかも知れません。音楽作りは誰に教わった訳でもなく、天性の才能が有ったのでしょう。教科書にものる色褪せないスタンダード・ナンバー達。周りを気にせずひたすら自分のやりたい事だけに、心血を注ぎ、それは音だけでなく、料理や趣味の車なども同様でした。あちらでは、ユキヒロとファッション談義に花を咲かせているでしょう。

  • 山田太郎 さん

    パスタゆでるのは硬水じゃないとだめというところが役に立った。量が少ない、まだ、読みたい。遺書もかっこいいけど、悲しすぎ。

  • たくのみ さん

    妹のオープンリールレコーダーで作った『帰ってきたヨッパライ』。フォークルの解散までのエピソードが面白い。ポリスのスティングも知っていたという、サディスティックミカバンド時代の武勇伝。そして妻、安井かずみさんの思い出。私の青春の一曲『不思議なピーチパイ』は2人のコンビネーションが生み出した名曲だった。おしゃれで、シックで、美食家で、女性にモテる。日本のニューミュージックの中心人物。「今日は消えて行くのに、最も良い日だ」という去り方も、まさに加藤さんらしいものだったんですね。

  • nightowl さん

    出生時からサディスティック・ミカ・バンドまでが大半と、食や車などの趣味嗜好に関するインタビューに安井かずみとの時代が少々。エッセイでも読めそうな趣味嗜好関連は敢えて取り上げなくてもよかったような…「あの頃、マリーローランサン」から「BOLERO CALIFORNIA」までが全く触れられていないので寂しい。もうあんなに華やかな音楽は今作り出せないとつくづく思う。

  • 三宅伸弘 さん

    見えちゃったのかな?出来ちゃったのかな?出来ないと分かっちゃったのかな?見えなくなっちゃったのかな?

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