鬼怪談 現代実話異録 竹書房怪談文庫

加藤一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801925915
ISBN 10 : 480192591X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
223p;15

内容詳細

古来より語り継がれし異形のモノ、鬼。実在か、はたまたお伽噺の産物か、或いは別のものを鬼と言い換えたのかその説は様々だが、いずれにせよ現代には縁遠いものと思われがちである。だが、鬼に出会った者は今でも実在する。本書は彼らの証言、体験談を聞き集めた実話の鬼怪談である。どこからかついてきてしまった幼い鬼に情をかけた女。やがて鬼は成長し恐ろしいことが…「鬼の子」、先祖が鬼だという資産家一族に掛けられた呪い。そのおぞましきルーツとは…「受け継ぐ」、押し入れに鬼が棲む一家。節分の夜に鬼の声を聴いて吉凶が占うというのだが…「鬼が嗤う」他、怪奇な29話!

【著者紹介】
加藤一著 : 1967年静岡県生まれ。老舗実話怪談シリーズ『「超」怖い話』四代目編著者。また新人発掘を目的とした実話怪談コンテスト「超‐1」を企画主宰、そこから生まれた新レーベル「恐怖箱」シリーズの箱詰め職人(編者)としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    実話怪談集。二本角の鬼、亡魂としての鬼、事象の背後に横たわる鬼、様々な鬼に絡む話が収録された一冊。「鬼」という題材のせいか、他の実話怪談に比べると因縁というか呪具に纏わる話が多いように感じられた。個人的にヒットしたのは某探検隊を思わせるUMA遭遇譚「百目鬼伝説の残る地で」。こういう地名に纏わる話好きな上に、出てくるのが実にダイレクトなので一発で気に入りました。他にも「キセキ」「笑い家族」がいいな。こういうテーマに沿った実話怪談アンソロジーは出来がいいのが多いけど、本書もその意味で面白く読めると思う。

  • キンモクセイ さん

    鬼に纏わる怪異を体験した人はたくさんいる。鬼は昔話に出てくるものをイメージしていたけど、人が憎しみのためか鬼のようになったものも鬼として扱っている。「本望」民俗学を研究する叔父は禁忌の場所を好んで出かけていた。ある洞窟に鬼の像が祀られている場所を訪れた立入禁止を無視して入って見たものは...「鬼女」ある雑居ビルの2階に全裸の女がいた。片手に持っているのは男の生首だ。あっという間に消えたが、あの男の顔に見覚えがあるようなないような。それを知人に話したら同じ体験をしたらしい。そしてあの男が誰だかわかった。

  • 坂城 弥生 さん

    鬼って確かに言われてみれば近い存在だなぁ。

  • ROOM 237 さん

    鬼すぺしゃるで一冊仕上がるほど目撃情報が多く、ツチノコよりも河童よりも居る確率高い。目撃情報から姿形の平均値を勝手に算出した結果、痩せ形で汚れてて角が生えていて臭いの苦手らしい…もう風呂入らないで炒り大豆投げながら暮らすわ。古来からずっと居るとか信憑性高い所が鬼に金棒だし、存命中にお会いしなくても死んで地獄飛ばされたら、皆さん総出で釜茹で係とかなさってるってタモリ倶楽部でみうらじゅんが言ってた!取り急ぎ善行重ねます。長期間、家族ごと鬼から逃げきれない話がいくつかあってその執念深さが恐ろしい。

  • 高宮朱雀 さん

    鬼って恐怖や戒めなどの象徴的な存在として捉えがちだけど、一方で誰の心の中にも本当は宿っている一つの性(サガ)なのかも知れないと思ってしまった。 どんなに得たくても自分には到底手の届きそうにないモノに対して、ただ羨望や嫉妬の念を向けるだけなのか、可能な限りの努力を重ねて目的に近付こうとするのかで、その人の人間性は判断される。そういう必死さも含めて鬼と呼ぶんじゃないかと私は漠然と考えている。 しかし逆恨みって本当に見苦しいわ…。

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