洞窟オジさん 小学館文庫

加村一馬

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094061857
ISBN 10 : 4094061851
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
追加情報
:
301p;15

内容詳細

昭和35年、当時13歳だった少年は両親からの虐待から逃れるため、愛犬シロを連れて足尾銅山の洞窟に家出。人を避け、ヘビやネズミ、イノシシなどを食べて生きることを選んだ…。’04年5月に刊行され、話題を呼んだ『洞窟オジさん 荒野の43年』。あれから11年が経ち、社会復帰を果たした加村さんは群馬県の障がい者支援施設に住み込みで働いていた。彼はなぜ、そこで生きることを決めたのか。「自分のため」ではなく、「他人のため」に生きる喜びを知るまでの55年の軌跡を綴る。’15年10月、NHK BSプレミアムでドラマ化が決定!

【著者紹介】
加村一馬 : 群馬県生まれ。両親からの虐待から逃れるため、13歳の時に家出を決意。足尾銅山の洞窟をはじめ、栃木や新潟など転々として、43年にわたり、サバイバル生活を送った。現在は社会復帰し、障がい者支援施設に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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13歳で家出してから40年以上山でサバイバ...

投稿日:2021/04/12 (月)

13歳で家出してから40年以上山でサバイバル生活をしていたという驚きの人生が描かれている。熊を撃退するシーンは面白い。文明に頼らずとも生きていけると思わせるられる作品。

海尾水 さん | 神奈川県 | 不明

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リリーフランキー主演でドラマ化されたり、...

投稿日:2021/03/21 (日)

リリーフランキー主演でドラマ化されたり、その後本人が『激レアさん』に出演されたりしたので、ご存じの方も多いかと思います。 中学生の時、親の虐待に耐えかねて家出し、おじさんになるまで洞窟などで暮らしていた人のノンフィクションです。 美化することもなく、朴訥な一馬さんの人柄が伝わってきます。 一番心に響いたのは、一馬さんが最も強い絆で結ばれたのは、人間ではなく愛犬のシロだというところです。 その後の人生で、施設の職員さんなど信頼できる素晴らしい人との出会いもあった中、それでもシロとの絆は特別なものなのです。 家出した一馬さんを追ってきたシロ、シロに食べさせるために自分は空腹を我慢してでも食料を確保する一馬さん。 とても胸に迫りました。 是非読んでみてほしいです。

苺 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ナイスネイチャ さん

    父親からの虐待を受け13才で家を飛び出して、洞窟で暮らすようになった実在するお話。面白おかしく書いてましたが、何か切ない感じになりました。43年も生活していた事実(平成の時代まで!)家出する中学生まで自分の名前すら書けない生活を想像するとゾッとしました。最終的には幸せな生活を送れて良かったですけど。

  • 真香@ゆるゆるペース さん

    戦後、貧困家庭に産まれて親からの折檻に耐え切れず13歳で家出し、俗世間から離れて山の洞窟や川べりや樹海でサバイバル生活を送っていた著者の自伝。試行錯誤を繰り返しながら、何十年も過酷な自然と向き合いたくましく生き抜く姿に、こういう生き方があるんだ…と衝撃を受けた。唯一の友達の相棒シロとの別れは、涙なしでは読めない。各ポイントで温かい人との出会いがあり、いろんなことを教わり成長していく姿や生活水準が向上していく姿もまた感慨深く、とても面白かった。著者と顔が瓜二つのリリー・フランキー主演のドラマも気になる。

  • スエ さん

    こりゃ凄いッ❢ リアルさいとう・たかを『サバイバル』(名作中の名作)相棒のワンちゃんも「シロ」しかも群馬出身か〜い?!知ってる土地がバンバン出てくる!!13歳で家出、発見された時は57歳になっていた……。小野田少尉か、よっこいしょういちか?!なんとも凄い話だ。生きる為にはクマとも格闘、富士の樹海も行きました。ヒッチハイクはお手のもの、エレベーターは何の箱?!水洗トイレも流せませんっ、バナナは皮ごと食べました❣巻末の「洞窟オジさんのサバイバル術」では、イノシシ、カエル、ヘビの捕獲法と調理法。ありがとう……。

  • Willie the Wildcat さん

    孤独感への葛藤から、ヒトの本質への回帰。ヒトの優しさを求めるが回避することを繰り返す中での転機は、やはりヒト。保嶋氏の不変の言動・思いが、著者を一歩前に踏み出させた感。印象的なのが、43年ぶりの両親との”再会”で見せた涙。我慢できずに飛び出した家。思うところが多々あったはずだと推察するが、最後まで情愛を失わず、そして心底で欲し続けていたのではなかろうかと推察。家族。なお、巻末のイラスト付き『サバイバル術』に唯々感心。自分にはできないなぁ。印象的なモノを1点あげるなら、兎の皮靴。

  • mr.lupin さん

    以前にテレビでドラマを見て面白かったから、小説はどうだろうと思いつつ読了。メッチャ面白かった〜 これが何とノンフイクションと言うからこれまたビックリで衝撃的でもあった。13歳の少年が両親からの虐待から退かれるため愛犬のシロと家出をして洞窟生活を。洞窟生活やホームレス生活も波瀾万丈であったが、社会生活に復帰する姿も心に残った。こんな人生を送る人もいるんだな... ☆☆☆☆☆

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加村一馬

群馬県生まれ。両親からの虐待から逃れるため、13歳の時に家出を決意。足尾銅山の洞窟をはじめ、栃木や新潟など転々として、43年にわたり、サバイバル生活を送った。現在は社会復帰し、障がい者支援施設に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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