中国人の論理学 ちくま学芸文庫

加地伸行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480095374
ISBN 10 : 4480095373
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
追加情報
:
243p;15

内容詳細

日本人が違和感を感じる中国人の行動には、確固たる論理があった。彼らには“名実一致”(形式と内容の一致)への強い欲求があり、その根本にあるのは漢字である。表意文字としての中国の漢字には、表音的に転用した日本よりもはるかに充実した意味が込められている。では名実が分離したときはどうするのか。「はじめに物ありき」。ここから“実”優先の思想が生まれる。“名”優先で「権威」を重視する日本人とは対照的に、中国人は「権力」を重視する。商売上でも、将来への含みを持たせたりしない。その時々の充実を好み、サービスといった付加価値も苦手だ。中国人特有の論理からその文化を読み解く。

目次 : 第1章 日本語と中国語と/ 第2章 古代中国人の論理学意識/ 第3章 現代中国人の論理学意識/ 第4章 中国文化の特色/ 第5章 経学的思考/ 第6章 “名”優先の日本人と“実”優先の中国人と

【著者紹介】
加地伸行 : 1936年生まれ。60年、京都大学文学部卒業。高野山大学、名古屋大学、大阪大学、同志社大学を経て、大阪大学名誉教授、立命館大学フェロー。専攻は中国哲学史。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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人物・団体紹介

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加地伸行

昭和35年、京都大学文学部卒業。高野山大学・名古屋大学・大阪大学・同志社大学・立命館大学を歴任。現在、大阪大学名誉教授。文学博士。中国哲学史・中国古典学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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