中国の民族問題 危機の本質 岩波現代文庫

加々美光行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784006001940
ISBN 10 : 4006001940
フォーマット
出版社
発行年月
2008年08月
日本
追加情報
:
15cm,334,11p

内容詳細

中国の民族問題は国家原理の中核的矛盾として存在し、今日の根源的な危機を形成している。清末以降の近現代史と国際政治の動向の中にチベット、ウイグル、モンゴルを位置づけ、民族自決運動の実態、中国共産党の民族政策、ダライ・ラマ十四世の主張などを紹介。「9・11」以降の反テロ国際連合が中国民族問題に及ぼした影響についても考察する。

目次 : 序章 中国の民族問題とは何か―危機の本質/ 第1章 清朝期から民国期までの民族政策/ 第2章 新中国成立から一九六〇年代までの民族政策/ 第3章 文化大革命と新疆辺境―中国社会主義と民族の行方/ 第4章 一九四〇‐五〇年代の周辺民族問題と国際政治―内蒙古地域と新疆地域を中心として/ 第5章 一九九〇年代のチベットとウイグル/ 終章 二〇〇〇年代の辺境民族問題と国際政治

【著者紹介】
加々美光行 : 1944年大阪府に生まれる。67年東京大学文学部社会学科卒業。アジア経済研究所研究員を経て、愛知大学現代中国学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ののまる さん

    かなりの基礎知識がないと、この文庫は大変。俯瞰的志向ができるのだが…

  • GEO(ジオ) さん

    タイトルは『中国の民族問題』とのことだが、中国の民族問題全体についての話題を全般的に扱ったものでなく、とくにチベットを中止にしたものが多いように感じた。 前半は中国の民族問題を語る上で外してはならない「中華思想」と中国の民族問題を論じている。中国人にとってはチベットやウイグル、台湾などが「中華人民共和国」や「中国共産党」から「独立」することは許せても、「中国」から独立するのが許せないというのは、それらが「中国」から独立するのは、中国人にとってそれは世界の崩壊を意味するからだとしう指摘は非常に面白かった。

  • やご さん

    多民族国家・中国の抱える民族問題について、特に現状に対する反発が強いとされる地域、内モンゴル、新疆ウイグル、チベットの3自治区に焦点を当てて考察・分析した本。 (続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/0423.htm

  • kiyomy さん

    今まで漠然と民族問題と聞くと、支配層である「差別する者」と、弱者である「差別される者」の対立という側面が強く国内の問題であるという印象が強かった。しかし実際には諸民族の民族主義自体も一枚岩ではないことが本書を通してよくわかった。民族問題なるものの本質は、一国家内部の純内政問題としてではなく、寧ろ国際情勢の動向に目を向けることによって見えてくるものという視点は非常に興味深く読むことができた。この視点はきっと、中国のみならず世界全土の民族問題を考える上でも非常に重要なのだろう。

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加々美光行

1944年生。東京大学文学部卒業、アジア経済研究所、愛知大学現代中国学部を経て、愛知大学名誉教授。現代中国論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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