カント批判 『純粋理性批判』の論理を問う

冨田恭彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784326154562
ISBN 10 : 432615456X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
追加情報
:
290p;20

内容詳細

「時代の子」としてのカント。その実像とは―カントの超越論的観念論を17〜18世紀の精神史の流れの中で捉え直し、明証必然的な理論を標榜しつつも、実は自然科学の知見を密かな基盤としていたことを明らかにする。

目次 : 第1章 「独断のまどろみ」からの不可解な「覚醒」―「唯一の原理」への奇妙な道筋/ 第2章 ロックの反生得説とカントの胚芽生得説―カントが言うほどカントとロックは違うのか?/ 第3章 カントはロックとヒュームを超えられたのか?―アプリオリ化の実像/ 第4章 そもそも「演繹」は必要だったのか?―自身の「経験」概念の絶対化/ 第5章 判断とカテゴリーの恣意的な扱い―カントの隠れ自然主義/ 第6章 空間の観念化とその代償―議論の浅さとその不整合の意味するもの

【著者紹介】
冨田恭彦 : 1952年香川県に生まれる。1981年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学)。ハーバード大学客員研究員、京都大学大学院人間・環境学。研究科教授、同研究科長などを経て、京都大学名誉教授、同志社大学嘱託講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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