AI経営で会社は甦る

冨山和彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163906249
ISBN 10 : 416390624X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;19

内容詳細

AI革命で「産業構造」「稼ぐ仕組み」が激変する。
企業再生の第一人者による「AI時代の経営論」。


【目次より】

はじめに AI時代の経営とは

 技術的にスゴいことと儲ることは違う
 L(ローカル)の風とS(シリアス)の風をつかめ
 WhatよりもWhen,How,Whoの勝負

第1章 これがAI革命の真相だ

 デジタル革命が「バーチャルの世界」から「リアルの世界」へ
 「稼ぐ」構造が根こそぎ変わる
 産業革命の核心はAIの進化と「S(シリアス)の世界」
 大自動化革命ではタブーの少ない日本に勝機あり
 オープンイノベーションとブラックボックス化
 日本の自動車メーカーは生き残れるか

第2章 なぜ日本企業が有利なのか

 ハードとソフトの融合が焦点に


【著者紹介】
冨山和彦 : 経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO。1960年生まれ。東京大学法学部卒、スタンフォード大学経営学修士(MBA)。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、産業再生機構COOに就任。カネボウ再建を成功させる。解散後の2007年、IGPIを設立。現在、経産省が取り組む官民共働型のIoT化推進組織であるIoT推進ラボ座長、建設現場の生産性革命を狙った国交省主導のi‐Construction推進コンソーシアム委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えちぜんや よーた さん

    ハンコが社長と現場担当者の2つしかいらなくなるらしい。中間管理職は不要とのこと。世界標準のモジュール品を抱き込めば、高生産性・高賃金・終身雇用が約束できるが、そんな企業はマレであろう(さらに言えばそんなマレな企業の中でもごく一握りの希少種)。会社は甦るかもしれんが、果たしてヒトの方はどうだろうか?AI社会に対応するための人材教育についても触れられているが、それほど紙面は割かれていない。存在するものを存在しないと強弁する教育委員会(いじめ問題)や文科省のグダグダぶりを見ているとAI教育なんてとてもムリ。

  • takaC さん

    What よりも When、How、Who の勝負。

  • Kentaro さん

    デジタル革命の主戦場がリアルの世界に移るということ、しかもスマイルカーブ現象が起きるというのは、実はL型産業に大きなチャンスが生まれる。L型産業とは、顧客対面型で労働集約型のサービス産業や農業などの地域密着型の産業である。今までデジタル化とは縁遠かった産業にIoTやAIが影響を及ぼし、イノベーションを起こすことが見込まれている。 L型経済を構成する、小売り、飲食、宿泊、運輸、物流、建設、医療、介護、農業といった地域密着型産業群はAIの活用で、生産性の向上、自動化、無人化による人手不足の解消に期待が持てる。

  • harhy さん

    AIが産業と経営に、どんな影響を与えているか、与えていきそうか、がよくわかる。「創造的破壊」が来る前に、ことの本質を理解して準備なり、思い切った判断(決断)をして行く必要がある。気持ちを切り替えて、チャレンジしていくかな。

  • mazda さん

    これまでわかっていても手が出なかった領域ですが、GPUの進化も手伝い実用的になってきた機械学習を使い、人間の「脳」の役割を果たすAI技術をいかに使いこなすか、重要なことが書かれています。特に興味深かったのが、グーグルの自動運転は草刈り場と化している、ということです。これ、一瞬理解できなかったのですが、つまり、いかにグーグルと言え、自動運転がそうそう簡単にレベル4にならないことが分かってきたので、そこで働いている技術者たちが半ば逃げ出している、ということです。あのグーグルでさえそうなのだそうです…。

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冨山和彦

IGPIグループ会長。日本共創プラットフォーム代表取締役社長。1960年生まれ。東京大学法学部卒。在学中に司法試験合格。スタンフォード大学でMBA取得。2003年、産業再生機構設立時に参画しCOOに就任。解散後、2007年、経営共創基盤(IGPI)を設立し代表取締役CEO就任。2020年10月よりI

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