恋文 中公文庫

内田百間

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122049413
ISBN 10 : 4122049415
フォーマット
出版社
発行年月
2007年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,323p

内容詳細

恋の結果は詩になることもありませう、けれど恋は詩の為にするものでなくて人の存在に関はるものであります―百〓(けん)青年が、後に妻となる親友の妹・清子に宛てて綴った五十通の恋文。

目次 : 恋文(一)―明治四十三年〜四十四年四月二十八日/ 恋文(二)―明治四十四年六月五日〜四十四年秋/ 恋文(三)―明治四十四年十二月二十四日〜四十五年一月八日/ 恋文(四)―明治四十五年一月〜四十五年七月一日

【著者紹介】
内田百〓 : 明治22年(1889)、岡山市に生まれる。六高を経て、大正3年、東京帝大独文科を卒業。この間、漱石の知遇を受け、門下の芥川龍之介、森田草平らを識る。以後、陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学などで教鞭をとる。無気味な幻想を描く第一創作集『冥途』をはじめとして多くの著作がある。昭和46年(1971)4月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • tomo*tin さん

    再読。青年・内田百けんが親友の妹の清さんに送った恋文の数々。のちに清さんは百けん先生の妻となるわけだが、これだけ押せ押せでロマン溢れる五十通を頂戴してしまったらそりゃあ嫁に行くしかないだろう。人の感情は大抵が刹那的で今日は死ぬほど好きでも明日にはどうなっているか分からない。けれどこうやって形として残ることで移ろうこと無く留まっているように思える不思議。恋文って素敵ですね。書いた本人はこっぱずかしいでしょうけれど。そして終始ニヤニヤが止まらない自分がキモかった。皆も読んで存分にキモくなればいいと思う。

  • amanon さん

    今時、こんな内容をLINEに書いてたら、ほぼ相手に逃げられること確実だろうな…ついそんなことを思ってしまった。書簡集ということで、サクッと読めるかと思っていたが、想定外の難物。とにかく改行が少ない上、文章がくどいし、内容も自己満足的な傾向が強いので、読みづらいことこの上ない。解説は比較的著者に好意的に書いているけれど、個人的にはひたすら面倒臭い人としか思えなかった(苦笑)。圧巻というか呆れるのは、やはり手紙28。簡潔に書くというのが、文章の基本であるはずだが、名文家と言われる著者がこんな文章を…絶句。

  • ぷん さん

    若いころの百閧フ写真を見てからこの本を読んだからか、いかにもドイツ語を学んだような青年が胸を焦がしてるのを丁寧に書いているのを他人様が読むのはちりちりしてハシカイ。

  • sabamiso さん

    後の清子夫人に宛てた長い恋文の数々。「これでおしまひ。」からさらに長い。終わりの方はかなり無茶でわがままなことを言い出す若き百間先生。これでよく破談にならなかったものだ。受け止めた清子夫人がすごい。

  • いなお さん

    他者に読ませるものだからか、『恋日記』より断然読みやすかった。これだけアプローチされたら嫁に行くしかない。本当に清さんが好きで好きで仕方がなかったのだなあ、かわいいなあ、と、読んでいてニヤニヤしてしまった。でもちょっと怖いし独りよがりだしのちのち愛人を作ったのだよなあと考えると、ムムム、となってしまう。いや、可愛いんですけどね。

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人物・団体紹介

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内田百間

1889‐1971。小説家、随筆家。岡山市の造り酒屋の一人息子として生れる。東大独文科在学中に夏目漱石門下となる。陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学などでドイツ語を教えた。1967年、芸術院会員推薦を辞退。酒、琴、汽車、猫などを愛した。本名、内田栄造。別号、百鬼園(本データはこの書籍が刊行された当

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