タクシードライバーぐるぐる日記 朝7時から都内を周回中、営収5万円まで帰庫できません

内田正治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784866809205
ISBN 10 : 4866809205
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
追加情報
:
204p;19

内容詳細

お客の中には上から目線でストレスのはけ口をドライバーに向ける人もいた。お客の理不尽な言いがかりにも反論することなく、ぐっと我慢した。嫌なお客が降りた後、車内で「バカヤロー」と何度大声で怒鳴ったことだろう。―50歳でスタートし、65歳でリタイアするまでの15年間の体験を書きまとめた。私には私にしか書くことができない事実や思いがある。

目次 : 第1章 汗と、涙と、罵声の日々(採用基準―私のタクシー会社選び/ タクシー業界のイロハ―つどう“エリート”たち ほか)/ 第2章 ドライバーの事情、お客の事情(探しに出るか、待つか―ライバルたち/ クラスメイト―なぜ話しかけられなかったのか? ほか)/ 第3章 警察なんて大嫌い(違反切符―ニコニコ顔の警察官/ ソープランド―人生悟った如来さま ほか)/ 第4章 さよならタクシードライバー(最高営収―12月、金曜日の奇跡/ 決定的な出来事―一過性黒内障の疑い ほか)

【著者紹介】
内田正治 : 1951年埼玉県生まれ。大学卒業後、家業である日用品・雑貨の卸業を継ぐべく専務として勤めるものの会社が倒産。両親と息子を養うため、五〇歳のとき、タクシードライバーに。以来、六五歳で退職するまで15年間にわたり1日約300キロを走行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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タクシー業界の知られざる話を書いてます。...

投稿日:2021/09/22 (水)

タクシー業界の知られざる話を書いてます。面白くて人に勧めたくなる内容でした。 それにしても、タクシードライバーだった著者はよく人を観察していると感心しました。人物の描写がうまい。でもいつ観察しているのか、不思議です。バックミラーで見ていたのか? そしてハラハラする話や、大変だなと思うシーンもたくさんあります。 でもなぜか読書感がさわやか。著者の人柄なのかもしれないです。 コロナ禍で増々大変な業界だと思います。何時も身近な場所を走っている タクシーがまた違って見えます。ぜひ読んでください。推薦します。

まるちゃん さん | 鹿児島県 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • きみたけ さん

    先日読んだ「コールセンターもしもし日記」の姉妹本。この本、意外とシリーズものなんですよね〜。シュールな表紙・挿し絵も👍です。著者は家業の雑貨の卸業が倒産し50歳でタクシードライバーに転身した内田正治氏。15年間のタクシードライバー生活の悲喜こもごもをまとめた一冊。正直生活の糧としてのタクシー運転手の収入は相当厳しいだろうなと思っていましたが、その通りの内容でした😅 タクシードライバーを見下す客は最低ですね。逆に吉原で働く女の子を乗せた時の、接客業の大変さに共感したエピソードにはほっこりしました。

  • ゆいまある さん

    50歳で職を失い、そこから15年間都内でタクシー運転手をしたエッセイ。よく知らない職種の実情は興味深い。車という密室の中で客に怒鳴られたり騙されたり。なかなかリスキーな仕事だ。こちらもいい客であろうと思った。「日記」シリーズ他にも色々出てるようなので読んでみたい。元彼の一人が(ごめん私元彼ネタ多いね)別れたあとタクシー運転手になった。個人タクシーって難しい試験に通らないとなれないんだね。この本ではコロナ禍で売上は半分にとあるが、彼によると1/3と。私と別れなきゃ良かったのにね、とは思わない。

  • ma-bo さん

    このシリーズは交通誘導員から始まって、メーター検針員、マンション管理人、ケアマネジャー、住宅営業、ディズニーキャスト等大半読んでいます。今回は家業が倒産したことにより、50歳からタクシードライバーを15年勤めた著者が業界の実態やご自身のエピソードを綴る。実直で誠実な方のようで、文章も読みやすかった。

  • Ikutan さん

    サクサク読めて、仕事の裏事情まで分かっちゃう楽しいシリーズ。今回はタクシードライバー。小野寺さんの『タクジョ』で勤務形態などは、初めて知ったのですが、今回は失業してタクシー運転手になったという筆者の視点から、経済的厳しさや社会的立場など、業界の悲喜こもごもを教えて頂いた。方向音痴で運転も苦手な私は尊敬するお仕事の一つですが、その現状は厳しいことばかり。それでも、矜持を持って真面目に勤務されている筆者に、好感が持てて愉しく読み進めた。が、コロナで更に厳しい状況になっていると知り、読み終えてちょっとしんみり。

  • シャコタンブルー さん

    地方から転職して50歳で都内のタクシードライバーになった著者。道順を覚えるのに休みの日にバスに乗車して勉強する努力に敬服。優しい乗客ばかりならいいが、横柄、横暴、酔客だとストレスが溜まるだろう。朝の番組に出て庶民の味方のようなコメントをしている「奴」(女性コメンター)の実態がタクシー内で露わになるが、嫌な人だ。「奴」は誰だろう教えて欲しい(笑)。詐欺との戦い、警察の横暴、タクシーという密室で起こる様々な人間模様をまるで自分がタクシードライバーになったような気分で読み終えた。65歳での退職、お疲れ様でした。

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内田正治

1951年埼玉県生まれ。大学卒業後、家業である日用品・雑貨の卸業を継ぐべく専務として勤めるものの会社が倒産。両親と息子を養うため、五〇歳のとき、タクシードライバーに。以来、六五歳で退職するまで15年間にわたり1日約300キロを走行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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