精神科は今日も、やりたい放題 “やくざ医者”の、過激ながらも大切な話

内海聡

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784883205547
ISBN 10 : 4883205541
フォーマット
出版社
発行年月
2012年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
内海聡 ,  
追加情報
:
221p;19

内容詳細

まともな精神科医に出会うためには、第一印象で医師を判断しないことと、何より人間性で精神科医を判断しないことが重要である。精神科医自身に癒しを求めてはいけない。もしこの本を読んでもあなたが精神科医にかかるのであれば、副作用の少ない処方にこだわる精神科医をこそ選んでほしい。―精神科にかかる前に読んでほしい、“やくざ医者”の忠告。

目次 : 第1章 精神医学は、やりたい放題!/ 第2章 私が精神医学を「詐欺」と呼ぶワケ/ 第3章 これは病気ではない/ 第4章 精神科にダマされないために/ 第5章 私の実践する「精神症状」対応策/ おわりに まともな精神科医に出会うためには

【著者紹介】
内海聡 : 1974年、兵庫県生まれ。筑波大学医学部卒業後、内科医として東京女子医科大学附属東洋医学研究所、東京警察病院などに勤務。ネット上で診断の見直しや薬の相談に答える「セカンドオピニオン活動」や、発達障害に関する著書の執筆など、精神医療分野での積極的な活動を行なうなかで、「病を悪化させる精神科医療」という現実にブチあたる。その後、自らクリニックを立ち上げ、薬を使わず、おもに漢方を用いることで精神疾患への治療に努め、成果をあげている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mazda さん

    薬を売るために、製薬会社と精神科医がタッグを組んで病気をでっちあげる…。悪夢のような事実が書かれていて、正直ショックでした。精神疾患で投薬される薬が、麻薬のような依存性や、タミフル以上の副作用を持っているという状況で、医者はせっせと薬を処方する。患者は薬を飲むことでさらに病状が悪化するので、さらに薬を増やす、という悪循環が繰り返される…。薬をやめたら病状が回復するという、何とも皮肉な結果に落ち着きます。精神病の判定基準も「それ、普通じゃない?」というものばかりで、精神科医って一体何、って感じでした。

  • 中玉ケビン砂糖 さん

    言いたいことはいろいろあるが、過激な内容を含んでいる。もちろんホイホイと薬を処方する「善意」の医者がいるのは知っているし、そのバックで金儲けしまくっている製薬会社の存在があることもおりこみずみだ。アメリカ本土から上陸してきたさまざまな新薬が何の疑問も持たれずに服用されるのを、座して見ているわけにはいかない、という気概があるのだろう。だが、その代替案として提出されているのが「漢方」と「認知行動療法の改善」くらいなのだから心もとない。この内容を鵜呑みにして急に断薬すれば、様々な危険が伴うわけだから注意。

  • コージー さん

    ★★★☆☆反精神医学のベストセラー書籍。著者は筑波大学医学部卒の内科医。著者の臨床経験や国内外の文献などから、薬物被害などをメインに啓発している。精神医療に携わっている方からするとかなり刺激のある内容だが、治療に関して隠されていた事実を直視する機会はあまりないので、参考にする程度なら最適の本。【印象的な言葉】@違法ドラッグと比べても向精神薬の依存性は非常に高い。A複数処方の場合は、まず単剤処方をめざす。B減薬して禁断症状なのか病気再発なのかを見極めるには、最初に精神科にかかったときの症状を参考とする。

  • acidrain さん

    衝撃を受けました。普段、疑問に思っていることがよくわかり、やぶ医者の化けの皮を剥がす表現が印象的でした。ただ、総て間に受ける事が事実なのか、またこれもビジネスの一環なのか考えさせられます。現代医学では、解明されてないが故危険な薬を平気で出し、薬漬けして洗脳させるということには反吐がでます。ただ、漢方を勧められはするが、長期間飲んでも症状が改善されなかった経験もある。正論を言ってもニュアンス次第で攻撃性があると指摘される。さじ加減なんだろうな。実際に苦しんでる人は客観的に判断できないと不安が増えるよ。

  • 猫洞 文月 さん

    幽霊やUFOのことは完全に否定できるとはいえないと考えるように、著書の挙げている非人道的な精神科医も世の中にはいるのかもしれない。だが、この本の内容はあまりに極論であり、本当に精神病や発達障害について理解して取り組んでいるのかすら疑わしい。自分の偏った意見に都合のいい記述だけを無理やり引っ張ってきている感じもある。最後の方のいい精神科医の探しかただけは参考になるかもしれないが、この本の内容を盲信するのは危険ではないかと思う。

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