六四回顧録編集委員会

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証言 天安門事件を目撃した日本人たち 「一九八九年六月四日」に何が起きたのか

六四回顧録編集委員会

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784623089925
ISBN 10 : 4623089924
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
追加情報
:
328p;20

内容詳細

その時、北京で何が起こっていたのか。中国現代史の転換点となった一九八九年六月の天安門事件に際し、当時北京にいた日本人は何を考え、何を見て、いかに行動したのか。事件から三十年が経ち、関係者の多くが一線を退き引退しつつあるいま、支障なく証言することがようやく可能となった。天安門事件を契機に中国が世界第二位の経済大国にのし上がった今こそ、次世代に語り継いでおきたい事件の秘話・個人の体験を、永久保存版として残す。

目次 : 第1部 あの日、広場で見たものは(あの夜、戒厳軍はこう動いた/ デモ鎮圧の視点から見た天安門の激戦 ほか)/ 第2部 銃声と混乱の中で(中国共産党の嘘/ あれから三〇年 ほか)/ 第3部 事件を見つめて思う(天安門の怒涛に直面した日本国大使/ 中国で生まれ育った私の見方 ほか)/ 第4部 危機に直面して(“奇跡のハンドリング”と呼ばれて/ 松下幸之助と〓小平の約束 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    あの事件のことはよく覚えている。仕事先の社長とお茶を飲んでいてこのニュースを見た。社長が「人民に銃を向けたらこの国もこの先一時的に繁栄しても進歩はしない」とその通りになった。もう32年も経つのか。チベットやウイグル人の迫害や香港に対しても力で押さえつけようとしている。この本は当時北京に滞在したり駐在していた外交関係者や新聞記者などの人たちの証言が書かれている。いまなお当時の死者は不明のまま。いやこの事件の存在すら否定しているのが 中国という国だ。人民共和国という肩書だけの国はこの先どうなるだろう。図書館本

  • まーくん さん

    中国現代史の転換点となった’89年6月の天安門事件。リアルタイムで展開を追った記憶のある人も少なくなった。本書は当時北京にいた日本人が何を見て、いかに行動したか。三十年の歳月を経て、関係者の多くが一線を退きつつあるいま、ようやく当時のことを制約なく語ることが出来るようになってきた。大使館員、報道関係者、駐在員、主婦、留学生…、各々が体験したことを自らの視点で語る。文革収束後、急速に進められた改革開放政策は必然的に一般市民・学生の民主化を求める動きを招き、ついに天安門広場での抗議活動、軍による鎮圧へと進む。

  • AICHAN さん

    図書館本。1989年の春から初夏にかけて発生した中国の民主化要求運動「天安門事件」の現場に居合わせた日本人ら44人の証言集。天安門事件に関しての書籍は外国語版を含めてたくさんあるというが、邦人を中心にまとめた証言集は初めてらしい。生々しい証言が続く。証言者の多くは一線を退き、自由にものを言える立場。だからこその本物の証言ばかり。

  • 活字の旅遊人 さん

    あの時、北京にいた日本人の回顧録。いまだに生々しく記憶されていることに驚く。当時、マスコミ、商社、メーカー、官公庁などの一員として北京に滞在していた方々がメイン。事件がなくともあの頃の北京だとかなり不自由だったと思うのだけど、ANAの方が書かれているように乗客名簿なんかは適当に作れたのかと驚き。住商の方が書かれていた留学生救出だが、その当時の留学生の手記が欲しかったな。事件と直接の関わりはないが、松下幸之助氏とケ小平氏との蜜月ぶりを振り返る記述を読み、隔世の感を抱かざるを得ない。

  • 金吾 さん

    衝撃を受ける証言も数多くあり、印象に残りました。中国政府が当時も今もあまり変わらないように見えるのでそれが本質なのだろうなと思いつつ読みました。

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