スペイン危機の二〇世紀 内戦・独裁・民主化の時代を生きる

八嶋由香利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766429145
ISBN 10 : 4766429141
フォーマット
発行年月
2023年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
248p;20

内容詳細

戦争と暴力、政治社会とジェンダー、問われる民主主義、グローバル化による急速な社会変化…。二一世紀に入ってスペインが直面する危機を理解するために、人の移動とネットワーク、アイデンティティの揺れや変化といった視点をてがかりに、新しい二〇世紀像を提示する。

目次 : 第1章 自治と独立―カタルーニャ独立主義の源流(八嶋由香利)/ 第2章 共和政・内戦からフランコ独裁へ―政治的暴力の歴史とどう向き合うか(加藤伸吾)/ 第3章 「二七年世代」の女性作家たち―コンチャ・メンデスとマリア・テレサ・レオン(坂田幸子)/ 第4章 スペインの前衛芸術と内戦(松田健児)/ 第5章 フランコ独裁政権下の小説―社会危機の表象(丸田千花子)/ 第6章 スペイン民主化とは何だったのか―価値観・社会運動・政治制度(加藤伸吾)/ 第7章 移民をめぐる「危機」とスペイン社会(深澤晴奈)

【著者紹介】
八嶋由香利 : 慶應義塾大学経済学部教授。東京大学大学院総合文化研究科後期博士課程単位取得退学ほか、博士(学術)。専門分野:スペイン近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いとう・しんご さん

    ラジオのスペイン語講座のテキストきっかけ。6章のフランコ以降の民主化の話し、7章の2000年代の移民受け入れの話しが特に興味深かったです。ポスト高度成長の国として、日本も民主化以降のスペインに学ぶところ多いのではないか、と思いました。

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