八塚春児

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本

十字軍という聖戦 キリスト教世界の解放のための戦い NHKブックス

八塚春児

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基本情報

ジャンル
：
哲学・歴史・宗教
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784140911051
ISBN 10 : 4140911050
フォーマット
：
本
出版社
：
NHK出版
発行年月
：
2008年02月
発売国
：
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
八塚春児 ,  
追加情報
:
１９ｃｍ,２５２ｐ

内容詳細

１１世紀以降、西欧のみならず、世界の歴史を大きく揺るがした十字軍。十字軍にまつわるいくつかの通説を解きほぐし、十字軍の歴史を包括的に振り返りつつ、聖戦という十字軍思想の形成に、西欧中世の特質を見出す。

【著者紹介】
八塚春児 : １９５１年生まれ。京都大学文学部卒。同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、京都教育大学教授。専門は西洋中世史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 南北 さん

    読了日：2019/04/15

    十字軍というと宗教的動機から第１回十字軍がエルサレムに派遣され、やがて第４回十字軍から世俗的目的に代わっていったというのが通説ですが、こうした通説に１つ１つ疑問を投げかけています。必ずしもエルサレムだけを目指したわけではないし、異教徒やキリスト教の異端派にも向けられたことがわかります。さまざな事情によりキリスト教国を攻撃した十字軍が破門されたりするなど興味深い内容が書かれています。「中世」が終わるとともに十字軍の役割もなくなり、少しずつ姿を消していったことがわかります。

  • ジュンジュン さん

    読了日：2020/10/20

    十字軍研究が進展していくなか、定説以外にも多くの反論が提示された。提唱者ウルバヌス二世の真意は？動機は情熱それともカネ？貧しさゆえにそれとも富裕だったから？エルサレム以外に向けられた十字軍があるのはなぜ？そんな相矛盾する意見を共存させる魔法の言葉があるという。「キリスト教世界の解放」〜教皇を頂点とするキリスト教世界の統一〜。これに脅威を与える者があれば、例え同胞に対してでも十字軍は正当化される。面白い、説得力がある。

  • 駒子 さん

    読了日：2014/10/21

    短い本だけれど重要なトピックをよく網羅している。

  • アカ さん

    読了日：2010/01/28

    題名通り十字軍の本。教科書的な定説を、一つ一つ丁寧に訂正されてます。そうだったんだ、と納得しきり。　聖地国家の成立から終焉までが詳しく載ってます。後半は、十字軍という観点から中世欧州史を眺める気分になれました。

  • shiggy さん

    読了日：2017/02/10

    読みやすかった。もうちょっと十字軍の実際の戦闘について記述が欲しいところだったけど。

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