安達としまむら 11 電撃文庫

入間人間

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784049146899
ISBN 10 : 4049146894
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
217p;15

内容詳細

安達としまむら、二十二歳。私は今、真っ赤になった安達の右足を掴んで眺めていた。次はどこにキスするのがいいかな。なんでこんなことになってるんだっけ。夏の暑さで常識が脱水症状を起こしてるのかもしれない。…あ、旅行の計画を立てるはずだったんだ。「ところで、安達は旅行楽しみ?」「ほほふぇ?りょほー?」小学生、中学生、高校生。夏は毎年違う顔を見せる。こうして同じ人と、同じ時間を、二人で過ごしていたとしても。そんな、夏を巡る二人のお話。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おこげ さん

    8から15経て18そして22へ…そんな時代があったから"現在の"あだしまがあるんだな。過去のしまむらを知りたいのは安達の素直な反応だし彼女をえっちな目で見てしまうのは好きの欲求💟恋人として関係を深め成長をみせるのも何気ないラブゲームに興じるのもあだしまらしさ☺️女子高生好きなあの和服女が現れると同じ世界なのがあらためて感じられる。樽見と疎遠にならなかったら、和服女と出会ったのがあと数年遅かったら…ifの可能性を探るのと同時にあちらこちら女同士の時間を味わう重なりがまるでミルフィーユのようね💝

  • 半熟タマゴ さん

    冒頭から何ですか、あの甘々空間は…! しまむら視点の話がメインで小学生、中学生、高校生、大学生の夏を切り取った1冊。同日発売の『私の初恋相手がキスしてた』必読の場面もあり。ここで「約束」の伏線回収がされると思わなかった…。後から読むのもいいけれど、シリーズ未読の方は先に展開がわかってしまう部分もあるので、11巻を読む前に全3巻一気読みを推奨します。

  • もるーのれ さん

    しまむらちゃんの小学生・中学生・高校生・大学生の頃の夏の思い出が語られる短編集。ちょっと変わった感性を持った子が、これまた変わった人達と触れ合っていく。入間人間さんらしい文体で、面白い。安達ちゃんは相変わらず巨大感情を抱えてるけど、大学生の段階ではしまむらちゃんのことを他人に彼女と言えるくらいには成長しているのが微笑ましい。しまむらちゃんも安達ちゃんのことをちゃんと大事に思っているのが見えて、本当尊い。あと、安達ちゃんもむっつりさんだなぁ。初っ端の挿絵の破壊力とか半端ないし、チラ見したりするし。

  • ねこ さん

    3年生のときの話がとてつもなくよかった。めちゃくちゃに穏やかな時間を二人で過ごしていて読んでてここまでほっこりすることもそうそうないと思う。これまでの積み重ねがすごい響いてる。安達の愛は言うまでもなく巨大なんだけどしまむらも負けず劣らず、自覚してしまってからの加速が地の文で理解できてもう地の文がずっと楽しい。次が最終巻らしくそれだけが残念でならない。ずっと永遠に浸っていたいような優しい話だったので完結してしまったらそうそうな喪失感に襲われそう・・・。

  • リュウ さん

    こっちの入間先生は幸せをたくさん煮詰めてくれていて良きでした。同時発売の「初恋の〜」とも上手くリンクさせつつ、安達としまむらの関係を緩やかに、でも実在性を高めて描き切ってくれていて読んでてとても安心できる良作です。 「安達ってわたしとえっちなことしたいの?」 はい、ご馳走様でした。それに対する安達の返答も地味に秀逸。恋人同士はかくあるべしだと痛切に思いました。参考にしなければ…!

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人物・団体紹介

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入間人間

1986年生まれ。2007年6月、作家デビュー。公式サイト『入間の間』にて、ここでしか読めない小説など公開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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