我が名はエリザベス 満洲国皇帝の妻の生涯

入江曜子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480802774
ISBN 10 : 4480802770
フォーマット
出版社
発行年月
1988年08月
日本
追加情報
:
403p;20X14

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読書メーターレビュー

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  • 新父帰る さん

    1998年8月刊。皇帝の妻が一人称で語られているので、てっきり、自叙伝乃至回想録かと思い気や、著者曰く「架空の回想録」と告白。成る程、皇帝の回想録なり自叙伝は出ているが、妻の記録は乏しいらしい。その秘密はこの本の表題にある。皇后ではなく、皇帝の妻と表記されているところがみそだ。つまり、皇后としての役目をほとんどしていなかった。だから、妻である婉容には大した足跡も残っていない。そこで、作者は考えた、婉容の心の内をありったけの表現を使って書こうと。それで婉容の心情の表現が長々と続くという作品になったと思った。

  • もう さん

    なんとも切なく残酷な人生なんだ。ラストエンペラーの妃として生き、人生の終わりにはアヘンで苦しみながら死を迎えるエリザベス。切ない。。

  • tochork さん

    地獄だ。――これは溥儀の妻として「扱われた」女性の生涯を扱った歴史小説だ。 表紙の美しい御姿とは裏腹に彼女の人生は暗黒であった。婉容皇后はいくつもの「牢屋」の中に軟禁されながらその生涯を過ごされている。彼女は生涯を他人の欲に犯されて生きる。文字通り「絶望を味わい続けて」その末に他者の欲についに敗北しその生涯を散らす。抗う力を尽かし麻薬に墜ちる姿は読んでいてかなしい。 / 半世紀前の日本人にとっての"未来"であり、婉容にあこがれを妄想した僕として苦しい描写が多かったが、これこそWWU当時の現実であった。

  • タキシードハム さん

    語り手が本人でよかった。そこまでの知識はないだろうと思う箇所もあったけど、情景が浮かびやすい。感情を表に出さない人という印象もあったけど、これだけの文量をめげずに読めたのは本人の視点で書かれてたからだし。

  • たつや さん

    ラストエンペラー溥儀の正室、婉容の人生記。満州国の皇后でありながら皇后であることを拒み、幽閉され、最後はヘロインに溺れ、中共内線の中生涯を閉じた彼女は、時代の流れに翻弄され続けた一生だった。その想いが一人称的な視点で描かれ、作品に深みを与えている

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入江曜子

1935年東京に生まれる。慶応義塾大学文学部卒業。現在、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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