江戸POP道中文字栗毛

児玉雨子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087880953
ISBN 10 : 4087880958
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
176p;19

内容詳細

江戸文芸“沼”へようこそ。新感覚文芸エッセイ12本+リメイク短編小説3本を収録。

目次 : 1 異種ヤンデレ純愛幼馴染ハーレムBL―風来山人『根南志具佐』の「やおい」としての再解釈/ 2 机上のマジカルバナナ―J‐POP作詞家が読む松尾芭蕉/ 3 天下一言語遊戯会―俳諧史とポピュラー音楽の意外な共通点/ 4 江戸時代漫画事情―『大悲千禄本』にみる黄表紙とその出版規制まで/ 5 地獄の沙汰は人間次第―井原西鶴『世間胸算用』にみる銭金事情/ 6 流行語ほんま草生い茂って山―『金々先生栄花夢』の一部を超現代語訳してみた/ 7 復讐と恋と少年少女―『敵討義女英』にみる「敵討」と女性表象/ 8 アンドロギュノスと心中―『比翌紋目黒色揚』と古代ギリシャ神話の、偶然/ 9 湯の中の世の中(1)―式亭三馬『浮世風呂』にみる他者との距離/ 10 湯の中の世の中(2)―式亭三馬『浮世風呂』に描かれる女性の多様な姿/ 11 夕霧太夫の昼の顔―山東京伝『青楼昼之世界錦之裏』で描かれた遊女のリアル?/ 12 この座敷に花魁は永遠に来ない―十返舎一九『東海道中膝栗毛』と都会コンプレックス

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あやの さん

    YouTube「ゆる言語学ラジオ」で知った本。江戸期の大衆文学は大学の時にちょっと読んだだけだが、一般人の生の生活が描かれていて面白かった。江戸文芸をイマドキな感覚を基に読み直して解説し、リメイクもして、自由に読んでいる。けれど、LGBTなどの現代の考え方にも通底する所を発見したり、雅と俗の対比など改めて考えることができてとても面白かった!「東海道中膝栗毛」がイキり散らかしたクズ男の話だってことも知れて(ちゃんと読んだことなかった汗)、平賀源内が書いた異種ヤンデレ純愛幼馴染ハーレムBLも原作読みたい!

  • うずら さん

    毎回楽しみにしているPodcastゆる言語学ラジオに著者が出演していて、あまりに面白さに読んでみる。近世文学の解説や当時の風俗がざっくばらんな現代ワードで語られているので、江戸時代の人がすごく身近な存在に感じられた。リメイク小説に涙を流して笑った。続編出ないかなー。

  • 宇宙猫 さん

    ★★★★★ 超訳がおもしろい。楽しく江戸の文化が知れて良かった。「東海道中膝栗毛」がクズ男達の酷い話だとは知らなかった。読んだのは子供向けだったのかな。

  • Cinita さん

    帯文だけ見ると近世文学作品をインターネット的な語彙で面白おかしく紹介しただけみたいに見えかねないけど、先行論文なども踏まえて作品の成立過程や時代背景をきちんと解説しつつ、現代的な視点で面白さを伝えてくれる良書でした。「金々先生栄華夢」の当時の流行語は今にも通じるセンスで笑えたし、「浮世風呂」の温かな人間模様はいつか読んでみたいと思えた。/リメイク短編は元ネタからオチを変えちゃっててびっくりしたけど、近世文学も古典を翻案する時にガッツリアレンジしてるから、まあいいのか。

  • LNGMN さん

    近世文芸の紹介本。現代ポップカルチャー視点での解説は軽やかで原典を読みたくなる楽しさ。著者によるリメイク作品も好み。

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人物・団体紹介

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児玉雨子

作詞家、作家。明治大学大学院文学研究科修士課程修了。アイドル、声優、テレビアニメ主題歌やキャラクターソングを中心に幅広く作詞提供(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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