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学校改革5つのアクション 日本橋小は、どのようにして学校を再生したのか

児玉大祐

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784491057378
ISBN 10 : 4491057370
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

教員の指導を受け入れない子供たち、成立しない授業、絶え間ない保護者のクレーム、問題行動への対応に追われ疲弊しきった教員たち‥‥そのような中、日本橋小学校はどのようにして崩壊の危機を乗り越え、全国研究発表会ができる学校へと短期間で再生したのか。様々な教育課題を解決するための「学校改革」の羅針盤とも言える経営の考え方と手法のすべてを1冊に!

〈本書の概要〉
本書は、疲弊した日本橋小学校の諸問題を打開し、子供も教員も豊かに学びを深めていける学校にするために行ったアクションを、次の5つの切り口から紹介しています。

[アクション<1>]教員が子供と向き合えるようにする
[アクション<2>]教員の時間的・精神的なゆとりを生み出す
[アクション<3>]教育の質を高める
[アクション<4>]教員のマインドを変える
[アクション<5>]保護者・地域の期待感を高める


〈本書からわかること〉
1.崩壊の危機にあった学校がどのようにして乗り越えたのかがわかる
かつては、指導を繰り返しても言うことをまったく聞かない子供たち、授業中、好き勝手に立ち歩く光景が、どの教室にも見られた日本橋小学校。このような状況にあった日本橋小学校は、わずか3年あまりで崩壊の危機を乗り越えただけでなく、全小社研全国大会の会場校の一つとして全国の先生方に対して研究成果を発表し、称賛の声が上がるほどに至ります。
本書では、そこに行き着くまでのプロセスと改革の手法を詳らかにし、多くの学校で教育課題を解決するためのヒントを示しています。

2.本当の意味での「働き方改革」の具体がわかる
本書では、授業づくりや研究・研修に注力できる時間的なゆとり、教員同士が切磋琢磨し合える精神的なゆとりを生み出す「働き方改革」を推進し、教員一人一人がやりがいをもって本来の業務に専念できるようにし、教育の質を向上させる方法を紹介します。

3.教員の時間的・精神的なゆとりを生み出す改革の実際がわかる
・「100点主義」ではなく、「満点主義」で教員の力量形成を図る
・「選択と集中」によって、限られたリソース(経営資源)を最大限に活用する
・大量の「余剰時数」を計画的に放出する など
これらの取組をどのように取り入れ、成果を出していったのか、その具体を紹介します。

4.「教育の質を高める」方法がわかる
・相互授業参観システム「OJTウィーク」を実施する
・子供の実態に応じた交換授業を推進する
・「働き方改革」で生み出した時間的・精神的なゆとりのもとで、授業研究を推進し、全国大会に挑む
・教員自らがボトムアップで学校を改革していけるシステムを導入する など

上記もまた、日本橋小学校が行った改革のほんの一部。これらの取組をどのように取り入れ、教育の質を高めていったのか、その具体を紹介します。

【著者紹介】
児玉大祐 : 中央区立日本橋小学校長。小学校教諭として練馬区、豊島区、杉並区の公立小学校、在外教育施設(スペイン ラス・パルマス日本人学校)に勤務。その後、指導主事・統括指導主事として、国立市教育委員会、東京都多摩教育事務所等を経て、東京都青少年・治安対策本部青少年課長、東京都教職員研修センター企画課長、東京都教育庁指導部主任指導主事、同総務部教育政策課長等を歴任。この間、社会科教育を中心に、文部科学省「専門的作業等協力者(小学校社会)」や「カリキュラム・マネジメントの在り方に関する検討会議委員」として学習指導要領の改訂に関わるとともに、「教科用図書検定調査審議会委員」等も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • pino

    ーすべての教員をスーパーティーチャーにする「100点主義」ではなく、一人一人の教員が個別に持っている力を100%発揮できるようにする「満点主義」に基づくー「教育は人なり」と言う言葉があることから、その考えは一般的なものだと思うけれど、どうしたって「スーパーマン」を求めてしまうのが上に立つものの常。でもトップ自らがこの考えを理性的に基盤とし、具体的行動に移しているというのが素晴らしい。言うは易し行うは難しだから。

  • 松村 英治

    面白くて一気読み。成功談ばかりではなく、ところどころに書かれているあれこれがリアルな感じを出している。学校が自律的に動こうとするとき、教育委員会は必要だろうか。邪魔していないか。

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