トヨタ中国の怪物 豊田章男を社長にした男

児玉博

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163918051
ISBN 10 : 4163918051
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
追加情報
:
312p;20

内容詳細

満州で生まれ、27歳まで中国で育った服部悦雄。大躍進運動、文化大革命下の中国で、零下20度の小屋での一人暮らし、原生林の強制労働と、日本人ならではの苦難を経験する。帰国後、トヨタ自動車販売(現・トヨタ自動車)に入社。豊田英二、奥田碩に重用されてみるみる頭角を現すが、やがて、奥田vs.創業家の御曹司、豊田章男の対立に、図らずも巻き込まれてゆく…。

目次 : 中国人の本質/ 豊田章一郎の裏切り/ 日本の小鬼/ 毛沢東の狂気/ 零下20度の掘っ建て小屋/ 文化大革命の嵐/ 悲願の帰国/ 日米自動車摩擦の代償/ 豊田英二の危惧/ はめられたトヨタ/ 起死回生の秘策/ 豊田章男の社長室

【著者紹介】
児玉博 : 1959年生まれ。大学卒業後、フリーランスとして取材、執筆活動を行う。月刊「文藝春秋」や「日経ビジネス」などで発表する企業や官庁のインサイドレポートに定評がある。2016年、第47回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まーくん さん

    実は、業界の人物伝は提灯記事のようなものが多いので、あまり読む気がしない。ただ本書で取り上げられた服部悦雄氏は特に有名な方ではないが、中国に関わる出自に興味を惹かれた。技術者として満州国に渡った家族のもとに中国で生まれ、父が共産党に留用されたため中国で育ち、1970年、27歳で初めて日本に帰国。その間、日本人ということで辛い目にあいながらも学業に秀でることに救いを見出すが、文革の嵐に巻き込まれ塗炭の苦しみを味わう。帰国後トヨタに職を得、その中国語能力と身に染みている中国社会に関するノウハウで人脈を拡げ⇒

  • PEN-F さん

    アメリカ、中国、ドイツ、そして日本。自動車大国と呼ばれる国々は、自動車産業の経済規模の大きさ故か、政治が介入しすぎる傾向があると思う。もっとフラットな市場で競い合えば、どこの国が覇権を握るのか興味が尽きない。民間企業が知恵と努力を重ね、常に進化を続けてきた自動車産業が、時の政府の政策の道具にされているのが悔しい。

  • キタ さん

    トヨトミシリーズが面白かったので、そこからの派生で。服部氏の生い立ちと併せて中国の戦後史にかなり紙幅を割いていて、その辺疎い自分としては勉強になった。しかし、一党独裁とは恐ろしいですね。その時代を生き抜いた服部氏は肝が据わってます。 可能であれば、服部氏の人物評をその時代、時代の上司、同僚、部下からのインタビューが入ってたらもっとよかったけど、本書だけでも十分楽しめた。 著者の本では、「起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡」も面白いのオススメ。

  • はやたろう さん

    トヨタが中国でこれほど苦しんでいたとは知らなかった。それにしても中国人の本質という「きれいに死ぬよりも、惨めに生きた方がまし」という考え方は、驚くとともに、一理あるなと。で、この中国人でも日本人でもないフーブー氏の苦しんだからこそ、今もりぞう氏はあるのかもよく分かった。 ついでに中国の悲惨な歴史も分かった。

  • TAKA0726 さん

    低迷のトヨタ中国市場を大転換させた立役者、中国総代表服部悦男雄氏のノンフィクション。トヨタを世界一にした奥田社長を誰よりも知り、御曹司章男を社長にした男「トヨトミの野望」にも中国の怪人として登場。トヨタは中国への進出が遅れ90年は世界の他メーカーに大きく引き離されドン底状態。奥田会長は豊田章男を中国本部長に据え中国市場の建て直しを命じ そこで奥田の側近の服部氏に頭を下げる。中国共産党の恐ろしさ、トヨタという会社の異質さ、歴代社長の人間模様が 面白かった。中国では大きな男は間抜け、小男は抜け目なく頭がいい。

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児玉博

1959年生まれ。大学卒業後、フリーランスとして取材、執筆活動を行う。月刊「文藝春秋」や「日経ビジネス」などで発表する企業や官庁のインサイドレポートに定評がある。2016年、第47回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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