超常気象 異形コレクション 54 光文社文庫

光文社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334794583
ISBN 10 : 4334794580
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
611p;16

内容詳細

「異常気象」を遙かに凌駕する「超常気象」の世界へ―。“超常気象”―果たして耳慣れない単語と思われるでしょうか?異常高温、異常低温。文明がもたらしてしまった地球温暖化。気象災害の規模も大きくなってきました。ならば、「異常気象」すらも異化するほどの“超常気象”をイメージすることも、このような時代を生き抜くためには意義があることではないでしょうか。あるいは、私たちは“超常気象”のただなかにいるのかもしれません。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • H!deking さん

    異形コレクション、今回のテーマは超常気象。今回も癖のある作家さんが集まってますね。毎度のことながら皆さんそれぞれの世界観で楽しませてもらってます。それにしても平山夢さんの話が忘れられない。空から首が降ってくるといった内容の話ですが、ウクライナ情勢のメタファーなのかな。めちゃくちゃなようでいて、理不尽に破壊される日常が描かれていますね。今回も面白かった!

  • KAZOO さん

    このシリーズ最新刊です。今回は気象に関係するものということでかなりイメージ的には奇抜なものが多かったように感じました。雨の代わりに人間の手足などが落ちてくる話、また「件」が予報する気象の状況、その人物だけに雨が降る現象などなど楽しめました。とくに私は田中啓文さんの「地獄の長い午後」というのが大好きです。米朝の落語を思い出させる地獄めぐりでそこにラブクラフトの世界が侵入してきて、お釈迦さまや阿弥陀如来も登場してということでかなり奇妙な話でした。

  • sin さん

    大島/無自覚に地蔵の霊験あらたか…篠/共感に囚われのマゾヒスト…宮澤/根拠なき自信が怪を絶つ…柴田/殺すは業か、食すはどうか…澤村/自己嫌悪の怪異が迫り来る…斜線堂/私はこう思うはけっして押し付けではないのに…坂入/罰雷・願い雨骨・祟るより自己中な…空木/冥界の悪あがき…上田/説明しすぎ…田中/釈迦VS邪神 地獄大戦!黒木/古きを新しきモンスターの創造!井上/昭和逝き平成は過ぎて戦争の記憶薄れた現代に軍靴の谺を…朝松/祟りのち人の獣が仕上げする。平山/努力という無力、希望という絶望。加門/しっくりこない。

  • Shun さん

    <異形コレクション>復活後の第6作目。今回の収録作品は異常気象ならぬ”超常気象”というテーマで書かれたホラーやSFが読めます。現実の世界に目を向けてみると昨今は日本列島は勿論、全世界で異常な気温を記録したり自然災害の発生が増加傾向にあり深刻な問題となっている。これらの問題と結びつくのは脱炭素といったテーマですが、こと本作に至ってはそんな安直な話には当然ならない。豪雨ならぬ業雨や首雨といったとんでもないモノが降る話や、祟りにも似た落雷、触れるとヤバいであろう赤い霧といった怖ろしく幻想的な光景が広がっている。

  • あたびー さん

    白状しますと、異形コレクションを粛々と集めておりますが、完読はこの最新巻が最初です。濃厚な作品群に目が眩む思いでした。ありえない様な気象現象を扱ったアンソロジーですが、圧倒的に「雨」です。降ってくるものは水とは限りません。血、屍体、大小の首、アイドル、少年少女、ありとあらゆるものが降ります。雪、雷、霧、気象全般を扱ったものもあります。特に、上田早夕里氏の「成層圏の墓標」では、雨の精のような雨坊という存在と地球外生命の謎、幻想と論理的な考察が両立するSFに惹き込まれました。

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