奈良町の南玄関 歴史と文化の扉をひらく

元興寺文化財研究所

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784878066054
ISBN 10 : 4878066059
フォーマット
発行年月
2021年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
239p;21

内容詳細

奈良町の南エリアは、地域住民による歴史の掘り起こしの運動、元興寺文化財研究所による地域史研究、京終駅のリニューアルによって、改めてその歴史文化が注目されつつあります。そんな地域の歴史と文化を知るための「初めて」にして「決定版」の一冊です。

目次 : 第1章 平城京の時代(古代)(京終にも古墳があった/ 平城京の成立 ほか)/ 第2章 歴史都市奈良を形作った町と村(中世・近世)(郷の登場と商人・職人たち/ 元興寺と貝塚郷・京終郷の人々 ほか)/ 第3章 少し昔の暮らしと産業(近代)(奈良の「勝手口」だった京終駅/ 京終駅周辺を駆け抜けた路線バス ほか)/ 第4章 寺社と信仰(椚神社と肘塚の寺社/ 飛鳥神社と京終の寺社 ほか)/ 第5章 紡がれる伝統―年中行事(京終の春日講/ 京終町のノガミサン(野神さん) ほか)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Shoji さん

    奈良町の成立から今日までの歴史を綴っています。古代、中世・近世、近代の章立てにし、それぞれの時代区分における奈良町の意義を解説しています。とりわけ、本のタイトル通りに京終から紀寺町あたりの解説に力点を置いています。私は近代の章がとても興味深かったです。特に、100年企業の呉竹ペンや、平成11年まで本社があったテイチクレコードの産業隆興の様子、奈良女子大学附属中等教育学校に沿うように進駐軍の軽飛行機滑走路あった話などは興味深く読みました。奈良ラブな方にお勧めです。

  • chang_ume さん

    平城京外京の南端部であり、中近世奈良の都市・農村境界だった「奈良町南部地域」(京終駅一帯)について、元興寺文化財研究所研究員を中心に地元NPOや商店主・寺院住職も含んで解説した内容。地域に残る古墳(野神古墳)、古代寺院(紀寺、佐伯院)、中世都市奈良の都市形成、近世農村支配の実態、そして鉄道駅開業後の近代化まで多岐にわたる。一種の民族誌のような印象もあり、境界域ならではの歴史像を通覧した良書。幾多の伝承が重層する廃寺「福寺」の存在感が印象的だった。

  • MASA123 さん

    無人駅の京終(きょうばて)駅が近年、リニューアルされて、「ならまち」の南エリアも観光地として注目されはじめた(コロナで停滞しているが)。本書は知られざる、京終周辺の歴史研究書であはるが、銭湯案内とかもあってガイドブックとしても愉しめる。歴史を知るとただの道標にも、さもありなんと関心したりできて、街歩きに変化がつく。この地に、テイチクの本社工場があったり、進駐軍の滑走路があったりしたそうで、タモリのNHK番組のように、痕跡をさがしに行ってみたいと思う。

  • わ! さん

    当たり前のことなのだが、大地の何処にでも歴史はある。いにしえの都である奈良の歴史を感じようと東大寺や興福寺は訪れても、それを支え続けてきた奈良町の存在は、知らずに通り過ぎる人が多いのかもしれない。京都という町は、地図上では江戸時代でも似たような形をしているが、江戸時代の奈良…というものが、どういう形、どういう仕組みなのかは知らない人も多いと思われる。中世〜近世都市の奈良を知るための参考になる一冊だと思うのだ。

  • dungeonn さん

    ★2.5 図書館で借りて読みました。京終町を中心とした、地域の紹介本。近くに住んでる方にはオススメできますが、私みたいな遠くの旅行者にはあまりピンときませんでした。かなりの流し読みしてしまった。五軒残ってる銭湯紹介と、三軒の角打ち情報は有益でした。

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