「文化昆虫学」の教科書 神話から現代サブカルチャーまで

保科英人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784896942880
ISBN 10 : 4896942884
フォーマット
出版社
発行年月
2021年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
311p;21

内容詳細

「あなたの情はセミの羽のように薄い」と夫を難詰した『蜻蛉日記』の作者。クモの糸のおかげで九死に一生を得た源頼朝。蛾に想いを託した幕末のヒーロー土方歳三。バッタの跳躍力をまとった仮面ライダー。日本人と昆虫との奇妙な関係を探る“文化昆虫学”のエッセンスが詰まった新しい教科書誕生!

目次 : 第1部 文化昆虫学とは何か(文化昆虫学の定義/ 文化昆虫学の研究における注意点)/ 第2部 文化のなかの虫たち―神話から現代サブカルチャーまで(トンボ―近代以降に創られた郷愁の虫/ バッタとコオロギ―文化的に二分されるバッタ目昆虫/ セミ―文化昆虫学的論点を欠く虫 ほか)/ 第3部 文化昆虫学の諸相(神話の文化昆虫学/ 令和新時代の文化昆虫学/ 日本文化史における虫たちの覇権争い)

【著者紹介】
保科英人 : 昭和47年神戸市生まれ。平成12年九州大学大学院農学研究科博士課程修了、博士(農学)。現在、福井大学教育学部教授、日本甲虫学会和文誌編集委員長、福井県環境審議会野生生物部会長、環境省希少野生動植物種保存推進員。専門:文化昆虫学、科学史、土壌性甲虫分類学

宮ノ下明大 : 昭和39年鹿児島県生まれ。平成5年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、博士(農学)。現在、国立研究開発法人農研機構主席研究員。法政大学兼任講師、都市有害生物管理学会会長。専門:応用昆虫学、文化昆虫学

高田兼太 : 昭和49年大阪市生まれ。平成17年金沢大学大学院自然科学研究科博士課程中退、理学修士。現在、団体職員(在野研究者)、日本甲虫学会会員。専門:文化昆虫学、昆虫生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Fumitaka さん

    日本神話から近現代まで日本文化における虫たちの姿を取り扱う。カブトムシとクワガタの章で、韓国の学者の人が「自分らは日本人ほどクワガタに執着しねえ」と語った旨が言及される。まさにこれは文化学や民俗学では「意識」が問題になることを本質的に示しているのではないか。ただ日本が舞台なので、ヨハネの黙示録のアポリュオンがマジにイナゴの神としてのアポロンが元ネタではないか、蠅の王ベルゼブブはゼウス・アポミュイオスではないかみたいな話は出て来ない。まあその辺は仕方がないでしょう。カブトムシが戦後に広まったってのは意外だ。

  • 志村真幸 さん

     古代から現代まで、昆虫にまつわるさまざまな話題をとりあげており、蝉が注目されるようになった時期、鳴く虫からカブトムシやクワガタムシへ人気が移った理由、蛍こそが時代を超えて日本でもっとも愛されてきた虫であることなどが紹介・主張されていく。  現代のアニメやゲームにおける昆虫の登場シーンも紹介され、作品中でどんな役割をもっているか分析されたりも。しかし、この部分がむしろ浮いているように感じた。  全体的には、著者たちが主張する「文化昆虫学」はさほど新しくもないし、広くもなく、説得力にも欠けるように感じた。

  • Go Extreme さん

    文化昆虫学とは何か:文化昆虫学の定義 文化昆虫学の研究における注意点 文化のなかの虫たち―神話から現代サブカルチャーまで:トンボ―近代以降に創られた郷愁の虫 バッタとコオロギ―文化的に二分されるバッタ目昆虫 セミ―文化昆虫学的論点を欠く虫 セミー文化昆虫学的論点を欠く虫 カブトムシとクワガタムシー日本文化史の新顔 ホタルー近代日本人の大罪 テントウムシー日用品グッズ最強のモチーフ 蟻と蛾ー霊性と火取り虫 文化昆虫学の諸相:神話の文化昆虫学 令和新時代の文化昆虫学 日本文化史における虫たちの覇権争い

  • チタカアオイ さん

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