パピルスのなかの永遠 書物の歴史の物語

作品社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861829277
ISBN 10 : 4861829275
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
552p;20

内容詳細

約三千年以上にわたる書物の歴史の黎明期にスポットを当て、口承から、巻物、冊子本に至るまでの書物とそれを受け継いできた人々の足跡、図書館の誕生やアルファベットによる革命、読書、書店など、本にまつわる事象をたどる。アリストパネスと喜劇作家に対する司法手続き、サッポーと文学における女性の声、ティトゥス・リウィウスとファン現象、セネカとポスト真実など、現代の社会現象や文学作品、映画にも言及しながら、エッセイの形式で書物の激動の旅が描かれる世界的ベストセラー。

目次 : プローグ/ 第1部 未来に思いを馳せるギリシア(快楽と書物の都市/ アレクサンドロス―あきたらぬ世界/ マケドニアの友/ 深淵の縁の均衡―アレクサンドリアの大図書館とムセイオン/ 炎と暗渠の物語 ほか)/ 第2部 ローマの街道(悪名高い都市/ 敗北の文学/ 奴隷化の見えない境界線/ 最初は木だった/ 貧しい著者、裕福な読者 ほか)/ エピローグ 忘れ去られた者たち、名もない者たち

【著者紹介】
イレネ・バジェホ : 1979年、スペインのアラゴン州サラゴサに生まれる。サラゴサ大学とフィレンツェ大学で古典文献学の博士号を取得。『エル・パイス』紙や『エラルド・デ・アラゴン』紙などでコラムを担当。小説、児童書、コラム集も出版されている。『パピルスのなかの永遠』(2019)は、世界100万部の大ベストセラーとなっている。本屋大賞ノンフィクション部門(2020)、国内最高峰の文学賞であるスペインエッセイ賞(2020)ほか多数を受賞

見田悠子 : ラテンアメリカ文学研究者、大学講師。専門はガルシア=マルケス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • rinakko さん

    素晴らしい読み応え。本を閉じて「書物の歴史の物語」という副題に向き合うと、本当にその通りだったなぁ…と胸がいっぱいになる。古のギリシアからローマへ、本を巡る遥かな時間旅行のようなエッセイ。ただ歴史をたどるのではなく著者自身の本への深い思いが伝わってくるのもよかった。思い出の中の数々の本たち。書物はそこにありつづける、これからも。手に取るのが楽しみだった装幀は、カバーを広げてみてなるほど…と感嘆。“ある意味では、私たちすべての読者は、自らに轍を残した言葉をおさめた秘密の図書館を自分のなかに持っているのだ。”

  • アヴォカド さん

    古代ギリシャやローマ帝国、歴史、映画、音楽、本…と博識だなあ、この人。そこに自身の体験や思いなども絡み合い、リアルで身近な文章になっていて、面白くなかろうはずがない。先日オンラインで試聴した、彼女と見田悠子、鴻巣友季子の3人のトークも意義深く面白かった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品