嘘ばっか 新釈・世界おとぎ話 中公文庫

佐野洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122069749
ISBN 10 : 4122069742
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
追加情報
:
232p;16

内容詳細

自己プロデュースに長けた野心的なシンデレラ、きりぎりすの奏でる音色に心動かされるあり、おじいさんのこぶを愛するおばあさん…。誰もが知っているおとぎ話が、佐野洋子一流のユーモアと毒がたっぷり加わって様変わり。面白くてちょっぴり怖い、二十六篇の絵入りパロディ集。

【著者紹介】
佐野洋子 : 1938年生まれ。幼少時代を中国・北京で過ごす。武蔵野美術大学デザイン科卒業。主な作品に、絵本『わたしのぼうし』(講談社出版文化賞絵本賞)、『ねえ とうさん』(日本絵本賞・小学館児童出版文化賞)、童話『わたしが妹だったとき』(新美南吉児童文学賞)、エッセイ『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)など。2003年に紫綬褒章、08年に巌谷小波文芸賞を受ける。2010年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Ikutan さん

    あの毒舌でユーモアたっぶりの佐野さんが描く26編のお伽噺のパロディ。シンデレラや白雪姫、浦島太郎に花咲かじいさん...主役とは別の登場人物ひとりの視点で描かれる物語は奇想天外で、えっー!そういうことだったの?と。ちょっと怖かったり、クスリと笑えたり。どのお話も4から5ページなので、あっという間に読めちゃいます。村田紗耶香さんお気に入りの一冊だそう。内容は大人向け。だって間に掲載された佐野さんの挿画がエロいんだもの。もう目のやり場に困ってしまったわ(笑)

  • shio さん

    佐野洋子版おとぎ話。これは凄い…!パロディとしても楽しめるけど、それ以上にリアルな心理描写による新しい物語としての斬新さの方が上回っている。かちかち山のおじいさんはお婆さんを殺された復讐に狸を公開処刑。大人になれない女は痛くない清らかな方法で親指姫を産んだ。養老の滝は介護の苦悩と安楽死の選択。三匹の子ぶたの次男からみた三男の家は、立派な外見に中身が伴わない不幸の家。いつも髪を掴んで登られるラプンツェルの頭の皮は限界。そらそうだ!😅元々どこか怖い昔話は、実際に追い詰められた人間の心から生まれた話なのかも。

  • 空猫 さん

    昔ばなしのパロディ。これは大人向け、いや子どもに読ませちゃイカンやつ。挿し絵もエロティっくだし。「シンデレラ」は継母の、「浦島太郎」は乙姫の、「花咲かじいさん」はばあさんの、、視点が変われば話も変わるのだ そう『藪の中』のように。…さすが、佐野洋子さん。男にも女にも親にも世間にも、、全てに辛辣だ。( ̄ー ̄)b

  • 禿童子 さん

    シンデレラ、浦島太郎、赤ずきん...裏側からのぞくとこうではないかと佐野洋子流のやや意地悪な解釈が展開される。星のターラーは、まあそうだろうなと理解できるが、他はどうかな。少ししょっぱい感想。

  • 一華 さん

    誰もが知っているお伽話のパロディ集…各々のお伽話のなかの意外な人物の語りが、可笑しみと婀娜やかさを漂わせる。挿絵も妖艶で淫靡…

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佐野洋子

絵本作家・エッセイスト。1938年中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。主な作品に『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『ねえとうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だっ

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