戦争と日本アニメ 『桃太郎 海の神兵』とは何だったのか

佐野明子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787274427
ISBN 10 : 4787274422
フォーマット
出版社
発行年月
2022年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
184p;21

内容詳細

戦時下の日本で公開された日本初の長篇アニメーション『桃太郎 海の神兵』。その映像テクストを精緻に検証し、作品を支える社会的な背景を探って、『桃太郎 海の神兵』の映像技法の先駆性・実験性と、アジア・太平洋戦争と日本アニメーションの関わりを明らかにする。

目次 : 序章 なぜ、いま、『桃太郎 海の神兵』を再考するのか(佐野明子/堀ひかり)/ 第1章 『桃太郎の海鷲』の思い出(渡辺泰)/ 第2章 戦時下のユビキタス的情報空間―『桃太郎 海の神兵』を題材に(大塚英志)/ 第3章 『桃太郎 海の神兵』の異種混交性―テクストの越境性とナショナリズム言説について(堀ひかり)/ 第4章 『桃太郎 海の神兵』における表象のユートピア―虚構のリアリティーならびに“擬獣化”の起源(秦剛)/ 第5章 戦時下映画業界の統制とアニメーション―文化映画会社統合と軍委嘱映画(木村智哉)/ 第6章 『桃太郎 海の神兵』の実験と宣伝(佐野明子)/ 第7章 セルロイド上の帝国と冷戦―韓国初長篇アニメーション『ホンギルドン』における「庶子の美学」(キム・ジュニアン)

【著者紹介】
佐野明子 : 同志社大学文化情報学部准教授、国際日本文化研究センター客員准教授。専攻は映像文化論

堀ひかり : 東洋大学文学部准教授。専攻はジェンダー論、視覚表象論、映像文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ハナさん* さん

    2022年1月31日第1刷。県図より。国産初の長編(74分)アニメーション映画でありながら、国策プロパガンダ映画ということで黙殺され、研究されることが少なかった『桃太郎 海の神兵』。この作品に対する、多角的な視点からの分析・研究をまとめたもの。焼失したと思われていたフィルムが発見された1982年のことは、よく覚えている。その際に但し書き(こういう時代にこういう背景で制作されたので……)をつけてテレビ放送されたものは、鑑賞した。私個人の研究と関わりは薄いが、日本アニメ史において重要な作品であることは確かだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品