身の上話 光文社文庫

佐藤正午

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334763206
ISBN 10 : 4334763200
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
追加情報
:
16cm,471p

内容詳細

あなたに知っておいてほしいのは、人間にとって秘密を守るのはむずかしいということです。たとえひとりでも、あなたがだれかに当せんしたことを話したのなら、そこから少しずつうわさが広まっていくのは避けられないと考えたほうがよいでしょう。不倫相手と逃避行の後、宝くじが高額当選、巻き込まれ、流され続ける女が出合う災厄と恐怖とは。

【著者紹介】
佐藤正午 : 1955年長崎県佐世保市生まれ。’83年『永遠の1/2』ですばる文学賞を受賞。2000年に刊行した『ジャンプ』はベストセラーとなり、「本の雑誌」ベスト1に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ehirano1 さん

    語り部によるかなりイタイ女性の話が淡々と続くと思いきや、時折起こる落雷のような急展開がたまりません。おそらくこれが著者の持ち味の1つではないかと思いますが、それには必ずIfが伴っていることが特徴ではないかと思いました。

  • ミカママ さん

    初読み作家さん。NHKドラマで鑑賞済みだったので、一気にいけた。ドラマでは???だった部分が、本作品中で細かく描かれていたのが小気味よい。次から次へとミチルの身の上に起こる、「アリエネー」の連続。エピソードのどれひとつが欠けても、このラストにはならなかったよなぁ。ひとつだけ言えますが、わたしだったらもっと上手く立ち回ります。(笑)

  • のり さん

    ミチルの社会人としての責任のなさ・思慮の浅さに辟易する。転機は次々とまいこむ。男と一緒に上京・宝くじの高額当選・後輩への依存。一見、救いに思えた事が抱えきれない重みとなって返ってくる。嘘を重ねて現実逃避。ようやくたどり着いた安寧の地。そこが終着点でもあり、絶望の始まりでもある。

  • 相田うえお さん

    ★★★★☆ 宝くじ購入のお使いで、1名から3千円(10枚分ぴったり)、2名から5千円づつ(それぞれ16枚分,釣2百円)、計1万3千円預かり計42枚購入を頼まれる。ここでお釣りが4百円あるのでもう1枚、つまり43枚(バラ番で)購入してしまう。お使いのその足のまま不倫相手と東京に行ったきり帰らず当選発表日になる。2億円当たってしまったが依頼者には外れたとして42枚をその後送り返す!と話が始まって色々と事件が起こっていく。次の展開が気になるよ。まじおすすめ!最初は誰が語ってるんだかってなりますがラストは凄いよ。

  • ふじさん さん

    不倫相手と逃避行後、宝くじが高額当選、恋人殺人関与等、元書店員のミチルの災難と恐怖の身の上話を結婚することになる「私」に語るというスタイルで話は進む。予想外の展開、先が読めない苛立ち、物語を読む楽しみは味わえるが、常に不安感が拭えない。語り口は、穏やかで感情が抑制された分、何か割り切れない気持ちにされる。なんといっても最後に、「私」は誰で、なぜミチルの身の上話をするのか、謎解きの様に明らかになる。「私」の登場場面は秀逸だ。あまり味わったことのない作品だ。最後まで読んで、物語の全貌が分かった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

佐藤正午

1955年長崎県生まれ。’83年『永遠の1/2』で第7回すばる文学賞受賞。2015年『鳩の撃退法』で第6回山田風太郎賞受賞。’17年『月の満ち欠け』で第157回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

佐藤正午に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品