佐藤史生 傑作短編集 夢喰い

佐藤史生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309257563
ISBN 10 : 4309257569
フォーマット
出版社
発行年月
2024年06月
日本
追加情報
:
320p;22

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読書メーターレビュー

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  • neimu さん

    懐かしさのあまり手に取る。関西から時間をかけて明治大学の漫画博物館に原画展を見に行った。レギオン・阿呆船・羅陵王が好きだった。早世した著者の作品が、原画が目の前にある。本当に小さな小さな空間、米澤嘉博記念図書館の奥まった場所に、息づいていた白黒、もしくはカラー原画の鮮やかさに息をのんだ。半世紀前の文学オタク、漫画少女、SFを齧って夢を見ていたあの頃、吹き出す自意識、もういない、逝ってしまった人の残した仕事の大きさに、圧倒された僅かな時間。夢を喰らい貪った人は、身も心も持っていかれた。私たちは残されている。

  • しましまこ さん

    「バナナ・トリップに最良の日」このシリーズが好きすぎて!

  • Shimaneko さん

    もう長いことハヤカワSF文庫版でしか入手できなかった名作『阿呆船』を2024年の今になってこの大判で再読できるとは。伝説の同人誌初出の『一角獣にほほえみを』もようやく読めたし。それ以外の7編は全部既読で単行本も持ってるけど、「傑作短編集」の名に恥じない素敵なチョイスで大満足。河出書房新社グッジョブ♡ 次は森脇真末味の総特集なんてどうでしょう?双子シリーズもぜひ復刊していただきたくw

  • みのにゃー さん

    短編集。表題作他『金剛樹』『レギオン』『阿呆船』『バナナ・トリップに最良の日』『羅陵王』『塵の天使』『一角獣にほほえみを』とスケッチを収録。未読作品が載っていてうれしい。『レギオン』(怪獣にも付けられた名前。軍団兵の意味らしい)が好き。デビュー前に同人誌が初出の『一角獣』がすごい。人間の愚かさを描きながら慈しみや救い・ユーモアを感じる作品群。

  • コリエル さん

    夭逝の天才・佐藤史生の傑作選。一角獣にほほえみをは凄いな。同人誌掲載のレベルを遥かに超えてる。他に特に印象に残るのは塵の天使だろうか。同性愛を自己愛の発露と解釈して仕立て上げたSF短編。粒揃いの短編たちを読むに、ソーシャルネットワーク時代を迎えた現代を題にとったならばどんな作品を描いただろうかが気になる。

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人物・団体紹介

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佐藤史生

マンガ家。1950年12月6日、宮城県登米郡(現・登米市)生まれ。1977年『別冊少女コミック』2月号にて「恋は味なもの!?」でデビュー。主に、SF/ファンタジーを得意とする。デビュー以前は萩尾望都や竹宮惠子らのアシスタントをしており、大泉時代に親交を深めた人物としても知られる。2010年に脳腫瘍で

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