音羽幼女殺害事件 山田みつ子の「心の闇」

佐木隆三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784413033060
ISBN 10 : 441303306X
フォーマット
出版社
発行年月
2001年12月
日本
追加情報
:
255p;20

内容詳細

平凡な主婦を鬼に変えたのは、「お受験」か「母親同士のつきあい」か、それとも「夫の無理解」か。「音羽幼女殺人事件」公判の第1回から第15回までの傍聴を通し、「心のぶつかりあい」の深淵に迫る。

【著者紹介】
佐木隆三 : 1937年、北朝鮮に生まれる。福岡県立八幡中央高校卒業。63年「ジャンケンポン協定」で第3回新日本文学賞受賞。76年「復讐するは我にあり」で第74回直木賞受賞。91年「身分帳」で第2回伊藤整文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ykmmr (^_^) さん

    在・東京で、何気に楽しく暮らしているが、上京前は東京に住む事を、若干恐れていた。つまりは、『ママ』に限らず、『カースト制』である。さらに、きっかけはこの事件。まあ、正直、『カースト』云々というより、被害者母に対する執着なのかもしれない。顔を合わすのが嫌と言いながら、彼女の行動が気になってしまう事は、意外に「あるある」で、私たちの日常にも普通にあるんじゃないかなあ…。新卒で就職した時に、当時の上司に言われた事がある。「学生のうちは、嫌いなら関わらなければ良いけど、社会人になるとそうは行かないからね…。」

  • gtn さん

    出頭前、ほんの数時間夫と手をつなぎ歩くことができたのは、彼女にかけられた唯一の慈悲。すべて自業自得とはいえ、今後独りぼっちで、毎日被害者やその母の顔だけを思い浮かべながら人生を送れるとは思えない。

  • 鈴 さん

    確かに山田みつ子の気持ちもわからないでもない。多かれ少なかれ、母親なら感じたことのある感情。でもほとんどが山田みつ子の被害妄想に感じる。もしかして本当に、ただの被害妄想ではなく、春奈ちゃんのお母さんからいじめられていたとしても、なんの罪もない女の子を殺していいはずがない。春奈ちゃんのお父さんの証言が泣けて仕方なかった。「パパ、ごめんなさい。失敗しちゃったの」という春奈ちゃんの声、きっとお父さんは一生忘れない。

  • e r i . さん

    ママ友からいじめられていたんじゃないかと加害者に同情的な意見があったような気がするこの事件。裁判でその内容が多数出てくるのかなと思っていましたが、思いのほか無い。それより加害者が怖い…。大人しい人が追い詰められて八方塞になり咄嗟にやってしまった殺人かと思っていたけれど何か違うような。心身症なのかも知れないけども、自分で自分の首を絞めていく様が異様な感じがした。夫婦間の問題もあり心やすらげる場所があれば違ったのかなと思うと複雑な気持ちに。(図書館)

  • しげ さん

    さまざまな要因が重なったことで起きてしまった事件だと感じました。なにかひとつでもストッパーとして機能していたものがあれば、と悔やまれてなりません。心がまるごと闇に飲み込まれてしまいそうなときは、取り返しのつかないことになる前に、すべてを放り出してでも、いま自分を苦しめているものから遠い場所へ逃げるべきだと感じました。

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人物・団体紹介

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佐木隆三

1937年、朝鮮咸鏡北道(現在は朝鮮民主主義人民共和国)生まれ。1941年帰国。福岡県立八幡中央高校卒業後、八幡製鐵に入社。勤務の傍ら、執筆活動を続ける。1963年『ジャンケンポン協定』で新日本文学賞受賞。1964年退社。1976年『復讐するは我にあり』で直木賞、1991年『身分帳』で伊藤整文学賞を

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