蘇れ、吉原 吉原裏同心 40 光文社文庫

佐伯泰英

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334100711
ISBN 10 : 4334100716
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
320p;16

内容詳細

寛政五年十月、江戸を見舞った大火事のあと、吉原に大勢の客が押し寄せる。その正体を巡り、会所八代目頭取四郎兵衛と一人二役の裏同心神守幹次郎は苦悩する。さらに困窮する切見世女郎らを救うため、幹次郎の密命を帯びた澄乃を、これまでにない危機が襲う!新たな敵が触手を伸ばす中、吉原を苦境から救い出そうとする廓の人々、それぞれの祈りが交差する―。

【著者紹介】
佐伯泰英 : 1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。文庫書下ろし作品のみで累計6500万部突破の快挙を成し遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    今回も愉しませてくれました。江戸で大火事が起こり、吉原も寂しくなると思いきや結構な人が来て混雑します。これには裏がり、それを危惧する吉原会所の人物がいたりしますが、そこで火事にあった人々のために炊き出しをしようとします。そこへ慶長小判が投げ込まれたりして吉原をめぐる陰謀が発生します。それに対しての主人公と女裏同心の活躍により解決が見られます。

  • はにこ さん

    火事のあとの不況に喘ぐ吉原。食うのにも困る生活ぶりを見かねて幹どのが動く。って言っても今回は澄乃が大活躍だった。えた、非人の暮らしぶりの酷さを知り、成長して帰ってきた澄乃。やせ衰えた姿になってしまって可哀相だった。さてそろそろマンネリ気味だし、大団円を迎えても良さそうね。

  • やま さん

    官許の遊里吉原の運営に携わる四郎兵衛会所の八代目頭取・四郎兵衛に就任した神守幹次郎は、八代目頭取・四郎兵衛と、示現流と眼志流居合の遣い手の裏同心のひとり二役で活躍する物語です。が、この一人二役が、どうも変である。寛政五年(1793)十月二十五日夕刻、下谷茅町二丁目付近より出火、この界隈の武家屋敷、町屋残らず北風に煽られて火はお城の堀に迫ったが日本橋魚河岸にて焼け止まった。この影響で、吉原の客が少なくなり、このまま続けば下層の遊女たちが困窮し、明日のめしの費えさえ、ないようになることを心配して。

  • 蒼 さん

    作者様迷走か? かつてのワクワク感、ドキドキ感が薄れてしまったのは読み手の我儘?そんな中澄乃さんの頑張りが悲しくも切なかった。一年に2冊出版されていたのにこの2年裏同心が出ていない。これで終わりか?と思うとそれはそれで寂しい。

  • Syo さん

    これまた いいねぇ

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佐伯泰英

1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズの刊行を手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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