私を通りすぎた政治家たち

佐々淳行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163901138
ISBN 10 : 4163901132
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
304p;20

内容詳細

今回、「最後の著書」と銘打って刊行した『私を通りすぎた政治家たち』は、いわゆる「佐々メモ」に基づく政治家閻魔帳ともいうべき本です。政治家でもあった佐々さんの祖父(友房)や父(弘雄)をはじめ、幼少の頃から遭遇し、学生時代に教えを請い、官僚になってから職務上接触したさまざまな内外の政治家を取り上げています。


よくいわれる話ですが、政治家には、「政治家」(ステーツマン)と「政治屋」(ポリティシャン)の二種類があります。権力に付随する責任を自覚し、ノーブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)を心得ている人は「政治家」。権力に付随する利益や享楽を優先して追求するのは「政治屋」と、佐々さんは定義しています。


その観点から戦後日本の政治史で、ベスト5の「政治家」といえるのは、、1吉田茂、2岸信介、3佐藤栄作、4中曾根康弘、5石原慎太郎。
一方、国益より私益を優先したワースト5の「政治屋」といえば、1三木武夫、2小沢一郎、3田中角栄、4加藤紘一、5河野洋平。


「要は、佐々さんはリベラルが嫌いなだけだろう」と感じる向きもあるかもしれません。しかし、そうではない。自民党内のリベラルな人は、いささか無節操で、新聞世論に迎合するだけのタイプの政治家が多かった。それに比べて、同じリベラルでも野党にいる人はちょっと違うタイプの政治家もいました。
例えば、本書には「憎めない政治家たち」という章がありますが、そこに登場するのは、不破哲三、上田耕一郎、大出俊といった、反自衛隊反警察の共産党、社会党左派の論客たちです。国会答弁でも、何度もやりあった「天敵の仲」ですが、こういう人たちは思想信条が首尾一貫しており、論敵ではあったけれども、どこかで心が通じ合うものを感じていたとのこと。佐々節が冴えるユニークな政治家論です。




【著者紹介】
佐々淳行 : 1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等に警備幕僚長として危機管理に携わる。86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、89年昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。2000年、第四八回菊池寛賞を受賞。2001年、勲二等旭日重光章受章。著書に『東大落城』(文藝春秋読者賞受賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • それいゆ さん

    東大安田講堂事件や連合赤軍浅間山荘事件の警備幕僚長としての佐々さんの印象が強かったのですが、この本を読んでみて、佐々さんはすごい人なんだなあ!と再認識した次第です。言いたい放題、書きたい放題の内容は心地よさを感じます。加藤紘一と小沢一郎を徹底してこき下ろしていますが、この二人が総理にならなかったことで、わが国は救われたと思います。これから期待できる政治家が誰なのかがよく分かりました。私はそのとおりだと思っています。

  • keiトモニ さん

    予想はしていたが加藤紘一は最低の政治家だった。近くで見るとゴロタ石とゴミばかりが目立つ富士山と名付け、近づくほど政治家としての欠陥が顕になる人物と…。私なんか彼のデビュー時は割と人格者と感じてましたが、実は最低!傲岸不遜で責任回避の卑怯者でアホ。菅直人も単眼的で優柔不断かつ無為無策…いつまで政治家やってんだって感じ。駐日大使では、アメリカの河野洋平たるモンデールは論外だが、えひめ丸事件のフォーリー駐日大使の記述には涙した。偉大なステーツマンになる可能性大の安倍晋三総理に期待したい。扇千景氏は意外だったね。

  • Isamash さん

    初代内閣安全保証室長の佐々淳行氏による2014年発行著作。国益を損なう政治家たちとして小沢一郎、田中角栄、三木武夫、菅直人、河野洋平、加藤紘一らを挙げている。小沢一郎の多くの国会議員連れての中国訪問や天皇政治利用を痛烈に批判しており同意できるところ。田中角栄の金権体質を嫌い、河野洋平は慰安婦問題で国益毀損とした。誰より加藤紘一を防衛庁長官の職務怠慢と強く糾弾していて意外。彼の人事で防衛庁次官への道を閉ざされた私憤も多少有りか?一方敵ながら、首尾一貫性から上田耕一郎、不破哲三、安藤仁兵衛、大出俊を高く評価。

  • やじ さん

    アマゾンのリンクでほとんど内容がわかりますが、歯に衣着せぬ見解が面白かった。不破哲三氏などの論敵でも、筋が通り政治家としてぶれない相手とは、お互い認めあえるのが良いと思った。威張り散らしたり、気に入らないからと辞めさせたり、お金に汚かったりする人をバッサリ斬り捨てられるのは佐々先生だからこそ。どんな人かも知らずに投票に行ってたなんて、今思えば恐ろしい。そして決して私利私欲に走らない安倍総理が、日本のリーダーでいて下さることに感謝せざるを得ない。

  • ホークス さん

    沢山登場する政治家の半分以上は知っていた(年代的に)。もちろんパワハラ、セクハラ当たり前の時代(その前は飢えが現実だった時代)が中心。全体を通して、政治家も一人の人間であるという事を強く感じた。生い立ち、思想信条、人脈などが人物に影響する。それも含めた人間図鑑として非常に面白かった。又、政治や組織上の駆け引き、訪日要人警護などの裏話は、今だから言える事で興味深い。著者はクレバーなリアリストだが、それだけに話を鵜呑みにせず、自己責任で受け止める姿勢が読者には必要だろう。

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佐々淳行

1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。目黒警察署勤務をふりだしに、警視庁外事・警備・人事課長、警察庁調査・外事・警備課長を歴任、「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等では警備幕僚長として危機管理に携わる。その後、三重県警察本部長、防衛庁官房長、防衛

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