世界史のリテラシー 仏教は、いかにして多様化したか 部派仏教の成立 教養・文化シリーズ

佐々木閑

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784144073243
ISBN 10 : 4144073246
フォーマット
出版社
発行年月
2025年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
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ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • to boy さん

    インドで仏教が生まれた背景、その仏教がいろんな部派に分かれながらも対立することなく同じ仏教という意識だったとのこと。やがて大乗仏教がうまれそれが中国にわたり変質してやがて日本に到達。日本でも政府の援助を受けながら変質していく様がわかりやすく記述されていて良本だと思います。中世の僧兵のように暴力を容認するのは律蔵を持たない日本仏教だけの特質。戦後の新興宗教が乱立した理由、現在旧来の仏教も含めこれからの仏教に期待しながら語り終わる著者の静かで優しい人柄がうかがえました。

  • kei-zu さん

    釈迦による仏教の誕生から我が国の仏教の現状までの通史を限られた紙幅ながら解説する。実家は浄土宗で、私立の仏教高校の出身ですが、知らないことばかりで勉強になりました。アーリア人の進行や上座部仏教と大乗仏教の違いは世界史で学び、鑑真の渡来と鎌倉仏教の興りは日本史で学んだが、それらがつながる知的興奮。

  • 原玉幸子 さん

    私は「日本の仏教はインド哲学の理念から中国を地理的に介して根付いた」と漠に認識しているのですが、×上座部、○上座説仏教、天台宗の密教ぶり、政治と仏教の結び付き、「あるがままでよい」を唱えつつも、故に僧兵他の暴力性を認めて来た史実(翻って悲しく思うに、我々はユダヤ人のガザ侵攻を非難出来ないのか)等々、其々もう少し掘り下げて知っておくべきだった内容が並んでいて……反省頻りです。でもやはり宗教心は哲学に包含される気がするし、もっと言えば、宗教様式は哲学にとっての下部構造でしかないのでは。(◎2025年・夏)

  • ピオリーヌ さん

    仏教の発生から現代までに至る通史と言える内容。仏教は門外漢である私にとっても大変分かりやすく学べた。仏教といえば大乗仏教に上座部仏教、ラマ教、日本の天台宗等各宗派しか知らなかったが、大乗仏教の登場のインパクトの大きさが印象的。俗世で日常生活を送りながらでも悟りに近づくことができるとした点、それまでは阿羅漢までしか到達できないとされていたが、最終的にブッダまで到達できると説いたことがそれまでの釈迦の仏教に対して大乗仏教の本質的な違いである。また日本仏教についての記載も楽しい。日本の初期仏教は国家によって

  • 鯖 さん

    釈迦の時代は僧4人、その後は僧が10人いないと新たに僧を生み出すことができなかった。そのため鑑真が頑張って渡航してくれたのだが、彼が同時に持ち込んだ律蔵は全く機能していない。仏教を守るためならば僧は暴力をふるってよい。結婚してよい。酒を飲んでよい。あるがままでよい。…まあ葬式仏教にも宗教屋にもなるはずである。それはそれでいいとは思うんだけど。

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