英龍伝 毎日文庫

佐々木譲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620210315
ISBN 10 : 4620210315
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
追加情報
:
368p;15

内容詳細

ペリーの開国要求に騒然となる幕府中枢。幕閣の議論もついに膠着した時、老中・阿部正弘が言った。「江川太郎左衛門を呼び出せ」。英龍ほどこの時を予見し、何をなすべきか飛えていた幕臣はいなかった。一刻の猶予もないなか、あらゆる責務を任された英龍の才気がほとばしる。地元伊豆と民を愛し、デモクラシーを夢見た異能の行政官の一代記。

【著者紹介】
佐々木譲 : 1950年、北海道生まれ。79年「鉄騎兵、飛んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年、日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • てぃと さん

    凄い人物です!早くから欧米列強の進出で混沌とした東アジアの情勢を把握し、ヨーロッパの最新技術を導入して国(幕府)を守ろうとする強い志を持つ男を、幕府が伊豆韮山の一介の代官だけにしておくはずもありません。英龍は幕府にとって最高の行政官だったということでしょう。ただし、逝くのがちょっと早かった。彼がもっと長生きしていれば、もっと違う歴史になっていたかも…とついつい想像してしまいました。

  • えぬ氏もわるよのぉ さん

    幕末の伊豆韮山代官・江川太郎左衛門英龍が主人公。西洋式兵備の必要性を説く江川の前に立ちはだかるのが大の洋学嫌いの鳥居耀三である。松永弾正、徳川綱吉、田沼意次等、かつては評判の悪かった歴史上人物でも、近年は再評価する声が出ているのも何人もいるが、鳥居耀三だけは頑迷固陋・奸智術策という評価が定着してて悪役としての地位は不動。良く言う声は寡聞にして知らないな。

  • まあやん さん

    静岡県在住。韮山反射炉が世界遺産になった。が、何も知らなかった。こんなすごい人がいたんだ。あまり名前が出てこない気がするが、始まりを作った人だ。能力があるため余りにもたくさんのことをかかえてしまった。過労死といえるかも。もう少し生きていてほしかった。日本のためにも自身のためにも。たくさんの人が出てきて、漢字も難しくやっと読み終えた感じ。世の中落ち着いたら韮山反射炉へ行こうと思う。

  • タカボー さん

    主人公は伊豆韮山の反射炉建設に貢献した江川太郎左衛門英龍。私は地元が伊豆なんで名前はもちろん知ってたけど、具体的に何をやったのか知らなかった。本屋で偶然見かけた本。地元だから興味があるせいもあるけど、これは当たり。寝る前に少しだけ読もうと思ったら、ページをめくる手が止まらなくなった。鎖国を守るために、外国の武器や軍学を学ぶ必要に迫られるという、矛盾しまくりなんだけどそれが当時の日本。有益な知識を持ってて、ちゃんと客観的に見てた人達が処罰されてしまったことが惜しまれる。そして敵は憎いほど楽しい。

  • 山城登 さん

    「生も早すぎたなら、その死もはやすぎた」反射炉建設、品川台場築造、近代的な用兵術等数々の先進的な偉業を達成したが、そこには、保守的な幕臣との不条理な対立に苦しんだ。 困難な時期に誰を責任をとりたがらない政治状況は、幕末も令和の現在も変わらないなぁと感じてしまった。だからこそ、英龍の偉業に教えられることが沢山あると思う。

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佐々木譲

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木三十五賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された

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