「4分33秒」論 ──「音楽」とは何か

佐々木敦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784907276133
ISBN 10 : 4907276133
フォーマット
出版社
発行年月
2014年05月
日本
追加情報
:
254p;19

商品説明

考える音楽

4分33秒の間、演奏者が演奏しないというこの有名な楽曲をジョン・ケージはなぜ書いたのか。いわゆる“音楽”とは異なるこの楽曲を、リスナーはどのように聴けばよいのか。音と音楽の境界線、その後の試み、言説など、さまざまな角度から語り考えることで音楽を裸にした、2008年に行なわれた全5回の講義をまとめる。聴いて楽しむ音楽もあれば、考える音楽もある。(CDジャーナル Book Review)
(CDジャーナル 2013年 7月号より)

内容詳細

ジョン・ケージの核心に迫る!「サイレンス」とは可能なのか、なぜ4分33秒なのか、そこでは何が起こっているのか?刊行が待たれていた問題作、ついに登場!

人びとは「4分33秒」について何を考えてきたのか。「4分33秒」を書いてしまったケージのその後、「4分33秒」以降の音楽、そして「4分33秒」の可能性の中心とは?小野洋子からサーストン・ムーアにまで連綿と続くフルクサスの精神を解読する!

世界でもっとも有名な「現代音楽」作品のひとつであるジョン・ケージ「4分33秒」。1952年の初演以来、60年以上を経てもなお新鮮に響く(否、響かない)この作品は、多くの音楽家たちにインスピレーションを与え続けている。
批評家・佐々木敦が全5回、10時間以上にわたり様々な視点から「4分33秒」について語り尽くした伝説の連続講義「『4分33秒』を/から考える」がついに書籍化!1冊まるごと「4分33秒」という前代未聞の一冊!

著者について
(著者略歴) 佐々木 敦
1964 年生まれ。批評家・早稲田大学教授・HEADZ 主宰。
映画・音楽から文学・演劇・ダンス・思想など多彩 な領域で批評活動を展開。著書:『即興の解体/懐胎』『テクノイズ・マテリアリズム』『(H)EAR』(青土社)、『「批評」とは何か?』『小説家の饒舌』(メディア総合研究所)、『ニッポンの思想』(講談社現代新書)、『シチュエーションズ』(文藝春秋)ほか多数。

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読書メーターレビュー

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  • Ecriture さん

    2008年、全15時間、全てジョン・ケージの「4分33秒」にあてた講義録に加筆修正を施したもの。「4分33秒」を形成したのが「無為の指定」と「時空間の限定」だとすると、サーストン・ムーアの有為の演奏は「無為」を切り捨ててしまい、ポール・グリフィスのように「いつでもどこでも『4分33秒』は鳴っている」式の拡大解釈は時空間の限定性を切り捨ててしまうという指摘はキレている。聴取を促す器や枠を提示するだけでは不十分で、聴くことを学ぶための仕掛けが必要だというフェラーリを経由したケージの批判的受容も至極真っ当。

  • gu さん

    その辺の知識が無い自分にも楽しく読めて、「4分33秒」が引き起こした思考や、現代音楽、現代芸術の試みを知ることができた。『作者の死』や『開かれた作品』といった固有名詞も頭に浮かんだ。前半は「枠と出来事」を軸として「聴取」をめぐる転換を、後半はそもそも聴く以前に時間の体験であるとする著者の考えを語る。『未知との遭遇』でも思ったけど、この人の論には独特のポジティブさがある。

  • 左手爆弾 さん

    有名なジョン・ケージの「4分33秒」を1冊に渡って語り尽くす...と言いたいところだが、正直、口語でやった講座をそのまま本にしているので、ページ数の割りに繰り返しが多い印象。筆者も最初の方で、ケージについて包括的に知りたい人は読まなくていいですとエクスキューズ、なんだかな。それはともかくとして、一応、「4分33秒」をどのような切り口で考えればいいのかは一通りわかる。@沈黙、A音と音楽、B聴くこと、C枠組み、Dそれでも表現すること、E虚無の贅沢さ、といった点だろうか。

  • monado さん

    4分33秒は出落ちなのか!?過去の論評、他の現代音楽、他のメディア芸術と比較しながら、その意義を探ってゆく内容。 途中で紹介されるアートや本が結構面白くて、そっちのほうに食指が伸びてしまった。 終盤の時間芸術=タイムマシン論は興味深い。

  • hixxxxki さん

    枠と出来事。時空間の限定と無為という行為の指示。音があるということに気づかされる、音を音楽として認識してしまうということ。作曲家・演奏家から聴く側への詩学の転換。聴取の詩学。レディメイドは便器という作品の中身自体の美学は全くどうでもいい、純粋にコンセプチュアルな作品だが、4分33秒は沈黙の中にある音という中身自体が問題。時間の体験。

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人物・団体紹介

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佐々木敦

1964年生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。早稲田大学文学学術院教授や、ゲンロン「批評再生塾」主任講師などを歴任。映画・音楽・文学・演劇など、多数の分野にわたって批評活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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