「教授」と呼ばれた男 坂本龍一とその時代

佐々木敦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480874153
ISBN 10 : 4480874151
フォーマット
出版社
発行年月
2024年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
四六判 / 520ページ

内容詳細

膨大な作品群を遺した坂本龍一。時代精神といかに対峙し、音を紡いでいったのか。多面的な軌跡の根底には何があったのか。「教授」と呼ばれた男をめぐる批評の書

「坂本龍一」の全体像が、この1冊で。

音楽シーンを大きく変えたYMOの一員として活躍する以前、「教授」と呼ばれるようになる前の少年時代から、「脱原発」など社会運動へのコミット、そして、静謐そのものと言うべき生前のラストアルバム『12』のリリースまで、坂本龍一の多面的な軌跡を追う。
移り変わる時代精神といかに対峙し、音を紡いでいったのか、その根底には何があったのかを浮かび上がらせた、著者渾身の批評の書。

彼に教わったことが、いったいどれだけあることだろう。それは音楽だけではない。芸術や文化にかんすることだけでもない。知識や教養、スコラに属することだけでもない。他者との関係、社会との関わり、世界への態度、生きること、そして、死ぬことも。教えを授けるつもりなど、彼にはなかっただろう。だが私たちは彼から学んだのだ。――本文より


[目次]

はじめに――「坂本龍一」と私
第一章 「教授」以前の彼
第二章 「イエロー・マジック」との闘い
第三章 「音楽図鑑」の時代
第四章 「J」との遭遇
第五章 調べから響きへ
第六章 彼の最後の歌
おわりに――坂本龍一と私


《著者情報》
佐々木 敦(ささき・あつし):1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化の諸領域で活動を展開。著書に『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、『ゴダール原論』(新潮社)、『ニッポンの文学』(講談社)、小説『半睡』(書肆侃侃房)ほか多数。

【著者紹介】
佐々木敦 : 1964年、愛知県生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化のさまざまな分野で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Sam さん

    没後1年。早いものだ。最近映画(「CODA」)やドキュメンタリーを観た。つい先日のNHKスペシャルでの亡くなる直前のプライベート映像はかなり衝撃的だった。そして本書。著者は評伝ではないと言ってるがどう見ても立派な評伝(かつディスコグラフィー)である。でも本書を本書たらしめているのは著者も述べている通り「批評」であろうとする姿勢にあり、坂本龍一とはいかなる人物であったのか、その膨大な作品や活動、人脈はどのように生まれそしてどのように評価されるべきなのかといった視点が貫かれている。ファンには必読の書。

  • 阿部義彦 さん

    Webちくまに連載されたのに(第二章まで)、大幅に加筆しました。私が好みのアルバムは「エスペラント」です、「音楽図鑑」や晩年の「async」も勿論ですが、アブストラクトでミュージックコンクレート的なこの路線正に教授ならでは!と思います。大瀧さんや細野さん小室さんなど、所謂普通の歌詞のある歌ではナンバーワンヒットは自分には素質が無いのは本人も解ってたのではないでしょうか?だが何気なく手癖で作ったピアノインストの「エナジーフロー」で1位に輝き得る物が有ったのでしょう。活動家の側面が凄く描かれて良かったです。

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佐々木敦

1964年、愛知県生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化のさまざまな分野で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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