陸軍登戸研究所の真実

伴繁雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784829504895
ISBN 10 : 4829504897
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
追加情報
:
220

内容詳細

毒ガス、細菌兵器、電波兵器、風船爆弾、ニセ札…。初めて明らかにされた「秘密戦」「謀略戦」の全容。陸軍の秘密戦・謀略戦に深く関わった登戸研究所の元所員が、全てを克明に記録した手記を復刊。

【著者紹介】
伴繁雄 : 明治39年10月10日、愛知県一宮町に生まれる。昭和2年3月、浜松高等工業(現在の静岡大学工学部応用化学科)卒業、4月1日には陸軍科学研究所(のちの登戸研究所)の雇員となる。昭和12年陸軍技手、16年陸軍技師、兵技大尉、19年陸軍技術少佐。戦後は、21年に上伊那農村工業研究所を開き所長、25年大明化学工業(株)研究所長兼技術部長、常務取締役、副社長を歴任。平成5年11月14日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かふ さん

    映画『陸軍登戸研究所』というドキュメンタリーを見て興味があって読んだが、ほとんど映画を超えるような真実はなかった。ただ、これは一次資料というものなのか、映画はこの資料を元にインタビューをしていたに違いない。登戸研究所が陸軍中野学校の特務機関として、諜報道具(スパイ用器具)や細菌兵器、偽札を作っていたことを図表や繊細な記録によって明らかにしていく。中でも興味深いのは風船爆弾の記録かな。ほとんど成功はなかったのだが、米軍に脅威を与えられたと自画自賛している。それに細菌を載せて病原菌を撒くということも。

  • 更紗蝦 さん

    秘密戦・謀略戦のための兵器や道具を開発・製造していた「登戸研究所」に在職していた著者による、貴重な記録です。この施設の“研究成果”で一番有名なのは風船爆弾ですが、生物化学兵器、電波兵器、中国紙幣の偽札の開発もしています。毒物の研究では、中国人捕虜・一般死刑囚を対象とした人体実験をしており、七三一部隊を連想せずにはいられません。

  • 筑紫の國造 さん

    諜報・防諜・謀略に関する研究を行う陸軍の秘密機関、登戸研究所。その性格ゆえに秘匿性が高く、敗戦とともに多くの史料は処分されてしまった。本書は、その穴を埋める元研究員による貴重な手記。贋札、毒物、特殊インク、缶詰爆弾など、研究所で行われていた「秘密戦」の研究は、さながらスパイ小説の世界のようだ。しかしこれは実際にあったことで、現代にも通じるものがある。贋札については、中国の紙幣を偽造したはいいが、見破られなかったために普通に流通してしまった、というのはなんだか滑稽である。

  • とりもり さん

    明治大学生田キャンパスの場所にかつて存在した秘密戦用の研究組織、陸軍登戸研究所の実態を克明に記録した貴重な書。敗戦と同時に記録の殆どを廃棄した日本軍にあって、個人の記録と記憶によるものとはいえ、研究内容や人体実験を含めた暗部の記録が残ったことはとても価値があると思う。電波兵器のような荒唐無稽なものもあれば、笑うしかないような風船爆弾が実際にアメリカ大陸まで到達していたという驚きも。また、秘密インキや偽札などのスパイ映画さながらの活動もあったとは、別班もびっくり。エンタメ性はないけどオススメ。★★★★☆

  • 天茶 さん

    ★★★★ 陸軍登戸研究所は旧日本軍の謀略戦や化学戦に関わる研究所で、有名な風船爆弾や偽札の製造の他に、主に敵国の食料生産に打撃を与えるための作物や家畜の病原菌の研究をしている。ある研究員は当時の様子をこんな手記で残している。 ↓

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伴繁雄

明治39年10月10日、愛知県一宮町に生まれる。昭和2年3月、浜松高等工業(現在の静岡大学工学部応用化学科)卒業、4月1日には陸軍科学研究所(のちの登戸研究所)の雇員となる。昭和12年陸軍技手、16年陸軍技師、兵技大尉、19年陸軍技術少佐。戦後は、21年に上伊那農村工業研究所を開き所長、25年大明化

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