生きてる 伊藤若冲「池辺群虫図」より

伊藤若冲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784096820445
ISBN 10 : 409682044X
フォーマット
出版社
発行年月
2009年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,1冊(ページ付なし)

内容詳細

「ブッタとシッタカブッタ」の作者の言葉が、伊藤若冲の“生”を見つめた絵と静かに響き合う。どんな虫でも大切な命があり、生命を営むために互いに欠かせない大切な存在であることを、絵と文から語りかける1冊。

【著者紹介】
小泉吉宏 : 1953年に浜松市生まれ。武蔵野美術大学卒業。漫画家、絵本作家、小説家。93年に『ブッタとシッタカブッタ』を発表。99年に『ブッタとシッタカブッタ3・なぁんでもないよ』で第45回文藝春秋漫画賞受賞。『大掴源氏物語まろ、ん?』で第6回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞

太田彩 : 奈良大学文学部文化財学科出身。奈良国立博物館学芸課非常勤職員を経て、平成4年から宮内庁勤務。現在、宮内庁三の丸尚蔵館学芸室主任研究官。皇室に伝わってきた美術品類の調査と保存に携わり、作品の保存修理事業を遂行してその成果を公表している。伊藤若冲「動植綵絵」三十幅の修理事業もそのひとつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • キジネコ さん

    若冲の「動植綵絵」という釈迦如来の教えに導かれる生き物を描いた可愛らしい作品があります。この本、その中の一幅を取り上げて、各々の生き物を微視的に眺め言葉を添えて「生きる」ことに親しみを込めました。其々の虫や蛙や蝶の命を思い、生き死にに付き纏う哀しさを考える時、小さな命と変わらぬ一個分の生涯をジタバタあくせく悩みを探す様にして生きる人間の器量は・・蟻にも劣る、と反省。絵師は若い頃、八百屋さんだったとか、今は京都の相国寺に この絵と共眠っています。寺の裏にある学校に通って居乍それを知らず勿体無い事をしました。

  • りー さん

    若冲の「動植綵絵」から「池辺群虫図」一幅を選び、描かれた一つ一つの命を拡大して見せてくれる。正直、絵に寄せて書かれた詩よりやはり絵に目が行く。本当に表情豊か。特に蛙は一匹一匹の個性まで感じられて、クスッと笑ってしまう。「ちょいとおまいさん…」と、画面をちょいちょい、つつきたくなる可愛さ。コレクターのプライス氏がコレクションのきっかけになった若冲の葡萄図に出会ったとき、「生きている」と思ったというエピソードを話されていたのを思い出しました。見る者へ向かって動いてくる線。やっぱり大好きです。

  • sui さん

    若冲が描く虫たち。「池辺群虫図」と、シッタカブッタでお馴染みの小泉さんの詩。鶏の絵が有名な若冲だけど、この絵を見ていると、蝶、カブトムシ、トカゲ、蟻やオタマジャクシのような小さな生き物も一つ一つ、同じ命として見つめていたんだということが伝わってくる。本当に生き生きしている。生きてる。詩を読みながら絵を見るっていいものだな。大人気の若冲展、2時間待ちで行ってきた母がお土産に買ってきてくれた本です。・・・私も行きたかった・・・。

  • m さん

    若冲展の振り返りに。警備員さんに急かされて3秒くらいしか見れなかった「池辺群虫図」。本書でじっくり見れた。よく見るとなかなかリアルで気持ち悪い(笑)この一枚の絵の中に67匹もの虫たちがいるとか。一匹一匹種類も違い、相当細かい。これを描くことを考えたら気が遠くなってしまった。若冲ってすごい。

  • 仮名 さん

    伊藤若沖という江戸時代の画家の絵に詩を添えた本。絹の上に描かれた小動物たちの浮き出るような躍動感は壮観。詩も簡単だけど味がある。絵と詩というのは相性がいい。

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人物・団体紹介

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伊藤若冲

1716(正徳6)〜1800(寛政12)。1716(正徳6)年京都・錦小路の青物問屋「桝屋」の長男として生まれた。23歳で家業の青物問屋主人を継ぎ、そのかたわら20代後半から狩野派の絵師に学んだ。その後、狩野派を超える表現を目指し、京都の寺院などに所蔵される中国画の模写を千本にわたり営々と続けるが、

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