うずまき ビッグコミックススペシャル

伊藤潤二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784091832429
ISBN 10 : 4091832423
フォーマット
出版社
発行年月
2010年08月
日本
追加情報
:
656p

内容詳細

佐藤優氏絶賛のホラーの古典、新装版で登場!!

女子高生・五島桐絵が生まれ育った黒渦町に、ある日突然、異変が起き始める。つむじ風が舞い、草木の枝葉がとぐろを巻き、火葬場の煙が渦を巻いて上がっていく……そして人間も、うずまき化し始めていく。髪が渦巻く。身体がねじれあがる。カタツムリに変身する……うずまきの呪いから助かるため、桐絵は町から脱出しようとするものの!?閉塞感渦巻く今日の格差社会を予見した、ホラー漫画の古典的傑作は、怪奇漫画家・伊藤潤二の代表作である。

ユーザーレビュー

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伊藤潤二氏の作品はどれも何度も読み返して...

投稿日:2021/07/26 (月)

伊藤潤二氏の作品はどれも何度も読み返していますが、この作品を一番読み返したかもしれません。伊藤氏の最高の傑作だと思っています。うずまきに関係するさまざまなテーマが伊藤氏の頭の中で加工され、奇妙な物語として生み出されます。そして結末へ向かって渦を巻くように収束していく様は見事でした。

まきた さん | 不明 | 不明

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とにかくうずまきばかり。読んでいる内に気...

投稿日:2013/06/08 (土)

とにかくうずまきばかり。読んでいる内に気がおかしくなりそうになるくらいぶっ飛んだ話。しかしそこがホラーとして面白くも有る。伊藤潤二氏の作品を読むのは初めてだが他のものも読んでみたくなる。

ヒサシ さん | 山口県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鱒子 さん

    総ページ数650以上、本の厚さ約4cm。漫画を読むために栞を使ったのは初めてです。ヒイィィィ!!!!と悲鳴が出る最恐のホラー漫画なのに、著者の視点にユーモアを感じるところも多く、笑うことも度々。これは名作。解説の佐藤優さん、伊藤さんとは「憂国のラスプーチン」以来のお付き合いでしょうか。次はそっちも読みます!

  • keroppi さん

    うずまきに呪われた黒渦町。その町で起こる奇怪な事件。全て、うずまき🌀。その奇怪さは、どんどんスケールを増していき、禍々しさも度を越していき、人間はねじれ、空間もねじれ、とんでもない世界になだれこんでいく。その醜悪さと、主人公桐絵の可憐さのバランスは、まさに伊藤潤二。巻末に、佐藤優の長文解説があり、マルクス「資本論」まで持ち出して、この漫画の寓意性を論じていくが、そこまで言わなくても、この漫画が人間の心と集団の危うさを表現しているのは明らかだ。私の頭の中にも渦が巻いている🌀🌀🌀

  • さくりや さん

    伊藤潤二展が開催されると聞いて。面白かった!前半は作者特有のシュールな台詞回しに笑いが止まらなかった。台風が上陸してからの後半は人間の狂気に由来する負の連鎖に悲哀すら感じた。変わらずお互いを思いやる桐絵と秀一が健気。「私は彼らを"ヒトマイマイ"と名付けようと思う‼︎」じゃないのよ笑。集団心理に流されず家族と恋人を思い続けた桐絵と、なんだかんだでそんな彼女を助ける秀一の最期はあれで良かったのだろうか。安らかであるよう願う

  • 501 さん

    一度手放したがこのうずまきに飲み込まれていく狂気が忘れられず再購入。舞台はうずまきの呪いにかかった町。住人はうずまきの形状に見入られ、人間が蝸牛化(ヒトマイマイ)し、額に空いたうずまきに自身の身体が飲み込まれる。町中心部にある池は台風を飲み込む。形状と観念からアプローチと分析されたうずまきが様々な形で表現され、グロテスクな描写の向こうに人間の意識の深いところに繋がっているものを感じる。読後の感覚は、まさにラスト町民が巨大なうずまきに恍惚な表情で見入られる、そんな感じ。

  • きさき さん

    ★★★★☆:友達に借りて一気に読んだ。ストーリーはちょっと散らかった感じだけど、絵が凄い。普段漫画は読まないから、目新しかった。

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