基本情報
内容詳細
変わっていく身体、減らない体重、親の老い、夫の偏屈。更年期に次々とふりかかる事態に女たちは奮闘する。その闘いぶりは、“漢”と書いて“おんな”と読むにふさわしい―ぽっぽと火照るからだで日米を往復し、仕事に介護にラテン系エクササイズにと全力で走り抜けた日々。人生と格闘する多くの女たちの支持を得た、パワフルなエッセイ集。
目次 : 初冬やくそ暑いのは我ばかり。/ 寒鼠最期はゴミとなりにけり。/ 本命のチョコ食いあかす犬心。/ 経血やしょぼしょぼしょぼと寂しそう。/ 朧月夜の目も寝ずに数独かな。/ 五十五のやぶれかぶれの色気かな。/ 春あらし山もめらめら燃えておる。/ 桜さき骨うきあがる散りぬるを。/ ゆく春や鬼のいぬ間に何をせう。/ 目に青葉愛染かつらクリームパン。〔ほか〕
【著者紹介】
伊藤比呂美 : 1955年、東京都生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビュー。性と身体をテーマに80年代の女性詩人ブームをリードし、同時に『良いおっぱい 悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓。近年は介護や老い、死を見つめた『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)などがある。現在は、熊本と米国・カリフォルニアを拠点とし、往復しながら活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆいまある さん
読了日:2022/01/16
千穂 さん
読了日:2017/10/04
cao-rin さん
読了日:2017/08/18
えりまき さん
読了日:2022/05/22
のんぴ さん
読了日:2018/10/11
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人物・団体紹介
伊藤比呂美
1955年東京都生まれ。詩人・作家。青山学院大学入学後、詩を書き始め、78年現代詩手帖賞を受賞してデビュー。99年『ラニーニャ』で野間文芸新人賞、2006年『河原荒草』で高見順賞、07年『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、08年紫式部文学賞、15年早稲田大学坪内逍遙大賞受賞(本データはこの書籍
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