歴史の本質をつかむ「世界史」の読み方

伊藤敏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784860647186
ISBN 10 : 4860647181
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
伊藤敏 ,  
追加情報
:
301p;19

内容詳細

時代を動かす根本的な要素はなにか。歴史が現在と奥深くでつながり、世界史のイメージが一新される!

目次 : 第1部 世界史を俯瞰するための通史(古代/ 中世/ 近世/ 近代)/ 第2部 時代区分から読み解く歴史の本質(古代とは?/ 中世とは?/ 近世とは?/ 近代とは?/ 世界史の全体像―古代、中世、近世、近代を整理する)/ 第3部 世界史を再発見する歴史の視点―より深い理解へ導く見方(交通網がつないだ帝国―すべての帝国は道を通す!/ 中世と馬―1241年、東西の騎馬が対峙したとき/ 辺境から始まった近現代)

【著者紹介】
伊藤敏 : 1988年、東京都に生まれる。筑波大学卒業、同大学院にて修士号を取得し、博士後期課程単位取得退学。高校非常勤講師や塾講師を経て、2019年より代々木ゼミナール講師として首都圏や北海道などで活動。板書での図解、なかでも正確無比な地図の描写と、「世界史の理解」を信条とした解説に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ta_chanko さん

    古代において都市国家が生まれ、それが複数統合されて領域国家へ、さらに中央集権的な官僚制を整備した世界帝国が誕生した。ヨーロッパ中世においては民族移動によって世界帝国が崩壊し、地方分権的な社会に。近世は大航海時代により世界の一体化が始まり、近代には産業革命により近代世界システムが成立。欧米列強が植民地を求めて世界を分割した帝国主義の時代へ。こうして時代区分を明確にすると、世界史が理解しやすい。

  • かわかみ さん

    西欧だけ他の地域と異なる歴史的な経緯を辿ったという見方になる。古代の各文明圏では都市国家から始まって世界帝国が樹立されたが、分権的な中世を経て西欧が築いた近代世界システムに巻き込まれたという巨視的な歴史観が披露されている。これも一つの見方として首肯できるが、一般的な意味での中世を持っていたのは西欧だけではなく実は日本もであり、だから近代世界システムに呑み込まれなかったことに注意したい。世界帝国と道路、騎馬技術の東西の差異の余談は面白かった。

  • RX93 さん

    古代・中世・近世・近代、それぞれの時代区分を特徴づける枠組みを説明。古代は、都市国家→領域国家→世界帝国への流れ。中世は西欧特有、キリスト教と地方分権により「ヨーロッパ世界」が成立。近世は近代への過渡期。1500年頃の大航海時代を起点とする「世界の一体化」が一番の転機。工業化が進む「中核」と、農産物や原材料の供給に甘んじる「周辺」とに国際分業された「近代世界システム」の成立へ。産業革命、ナショナリズム、帝国主義がそれを加速。

  • トモロー さん

    これは面白かった。第一部は退屈でハズレかなと思ったら、第二部から歴史の見方を著者の捉え方から論理的に説明されていて新しい視点を得ることができた。中世はヨーロッパにしか存在しない、工業化できない国の理由、騎士はなぜ強かったのか、なぜ貴族階級にしか存在しないのか、スイスは真ん中にあるのに辺境国などなど。こういう見方は偏った見方になるから学校では教えられないことは理解できるが、絶対歴史好きになる人は増えるだろうにもったいない。こういう面白さに早くから気づいた人は授業も楽しいだろうなー。

  • toshibo さん

    時代を、古代、中世、近世、近代の4つの区分に分け、各時代について解説がなされています。第1部では、概略が説明され、第2部では、その時代とは何なのかが解説されています。そして、第3部では、各時代を読み解くキーワードに言及されています。 世界史の基礎を学ぶためにまず最初に読むべき本ですね。

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