どげざ禁止令 土下座奉行 小学館時代小説文庫

伊藤尋也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094073096
ISBN 10 : 4094073094
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
追加情報
:
352p;15

内容詳細

いまや大岡越前の名裁きを超えると評判の高い「どげざ裁き」。町人から拍手喝采を浴びる町奉行の牧野成綱だったが、なんと土下座禁止の命が下ってしまう。敵対する老中の水野忠邦と阿部正弘の嫌がらせに絶体絶命の牧野。今日のお白洲は「三方一両損」ならぬ、「三方一どげ損」で、紙一重の落着に導いたはいいが、すぐさま最大の危機が町奉行所に襲いかかる。江戸市中に阿片が出回っているというのだ。南北町奉行所総出で探索する中、同心の小野寺重吾は、「げんこつ咲く良」と呼ばれる喧嘩娘に出会う。彼女は一体何者なのか?気炎万丈の剣戟捕物、再び参上!

【著者紹介】
伊藤尋也 : 1974年、岐阜県明智町(現・恵那市)生まれ。2021年、『孫むすめ捕物帳 かざり飴』で、時代小説作家としてデビュー。23年、『土下座奉行』で、日本歴史時代作家協会賞の文庫書き下ろし新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のびすけ さん

    シリーズ2作目。どげざ奉行こと牧野駿河守が、土下座禁止(どげきん)を言い渡された!長屋のしょうもない夫婦喧嘩に端を発した「蝦蟇ちどり」をめぐる騒動が、南北の町奉行所を巻き込む大捕物に。げんこつ咲く良と小野寺の掛け合いが面白い。咲く良と小野寺の関係がいい感じに展開しそうで、次巻も楽しみ。

  • 麻友 さん

    図書館で借りて読了。土下座で名裁きの奉行。今回は土下座の禁止を言い渡される。徐々に誤解は解けていくのだろうか?今後のしゅうとめ重吾とげんこつ咲く良の活躍に期待。

  • 福ノ杜きつね さん

    前作に続き、小気味良い切れ味の文体が冴える。いよいよ物語が大きく動き始めた。武器である土下座を封じられた牧野。それと同じくして持ち上がった江戸市中の阿片問題。しかし牧野は、土下座禁止を逆手に取って人を動かし、逆境を打開してゆく。この男、やはり只者にあらず。物語としては円満解決とはならなかったが、次回への惹きは十二分だ。

  • dokuni_san さん

    良い感じの仕掛けと、どんでん返し。 いろいろ誤解を残したまま続巻へ。 あれ、意外と楽しみにしてるな。

  • ok_ak0203 さん

    シリーズ2作目。お奉行の不思議ちゃん度と、大袈裟な土下座効果の表現が癖になる。しかも、無敵の土下座を封印されてしまった!この2作目にしてラスボスクラスの難問を突きつけられた小野寺。咲く良登場。小野寺とお似合いのコンビ。女性陣のキャラクターが良い。それにしても、大目付といい、お奉行たちといい、フットワーク軽い人が多いw

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伊藤尋也

1974年、岐阜県明智町(現・恵那市)生まれ。2021年、『孫むすめ捕物帳 かざり飴』で、時代小説作家としてデビュー。23年、『土下座奉行』で、日本歴史時代作家協会賞の文庫書き下ろし新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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