原敬 外交と政治の理想 上

伊藤之雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062585927
ISBN 10 : 4062585928
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
464p;19

内容詳細

朝敵・南部藩に生まれながら、「公利」と「外交」を重視し、ポスト元勲世代をリードした「平和宰相」原敬伝の決定版。上京して中江兆民に「フランス学」を学び、新聞記者から外交官に転じた天津やパリで活躍した原は、陸奥宗光の腹心となり政界へ進む。大阪毎日新聞社長として経営手腕を揮った後、立憲政友会創立に参加し、首相・伊藤博文のもとで初入閣する。

目次 : 第1部 青春編(維新後の没落―南部藩の少年の成長/ 学成らざれば死すとも還らず―苦学・キリスト教・司法省法学校/ 自己確立への模索―中江兆民塾から『郵便報知新聞』記者時代へ ほか)/ 第2部 上昇編(新進気鋭の外交官―天津条約と伊藤博文との出会い/ パリ公使館時代の成長―国際法、欧州の政治・外交と文化を学ぶ/ 陸奥農商相に心酔する―農商務省改革と初期議会 ほか)/ 第3部 熱闘編(伊藤への不信―立憲政友会創立に参加/ 念願の初入閣―逓信大臣の実力/ 政友会の掌握から政党政治家へ―日露戦争前の山県有朋閥との闘い ほか)

【著者紹介】
伊藤之雄 : 1952年、福井県生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。現在、京都大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    「伊藤博文」「昭和天皇伝」で高名な伊藤先生が、今まであまり詳しく書かれることのなかった原敬についての評伝を資料を駆使して書かれたものです。上下2巻で読みでがあります。上巻は、若いころからの生い立ちから始まり、陸奥宗光に見いだされて、その腹心となり、さらに選挙に打って出るというところまでです。久しぶりに面白い政治評伝です。高坂先生の「宰相吉田茂」も面白かったのですが、こちらのほうがさらに面白い気がしました。

  • かんがく さん

    著者の政治家評伝は、大隈、山県、伊藤に次いで4人目。上巻では、井上馨や陸奥宗光と関わる中で、法学生、農商務官僚、外交官、新聞社社長と多様な経験を積んでいく経緯が描かれる。政党政治家としての原が活躍する下巻に期待。

  • カラコムル711 さん

    上下の長い本だが、中身がやや散漫、はたして原の別荘のこと(そこにいつ逗留したかなど)など、いちいち書く必要があるのか。 著者の姿勢はだんだんと保守化しているようだ。原の姿勢のいいわけ的な叙述が多い。むろんことさら批判する必要もないが、著者の思想のあいまいさが原因か。史料主義と言っても、歴史は書くものの観点が決まってなければ退屈な事実の羅列になる。

  • 中将(予備役) さん

    原敬のやや詳細な評伝。上巻は前半生を記述する。前田蓮山の原敬伝の限界を指摘しながら、若き日の言動をその後と対照して通じる理想を見出だす書き方だった。かなり褒めて感じる。

  • かろりめいと さん

    先日読んだ『昭和天皇伝』に、原敬が死ななければ「…満州事変は起きないか、起きても拡大しなかったであろう。太平洋戦争がなかった可能性すらある。」とあった。たった一人の人間がいるかいないかで、その後の歴史が変わるとは到底思えなかったけど、確認のため読みました。上巻は生まれてから衆議院議員になる(日露戦争の頃)まで。地元の岩手やプライベートのことも詳しく、人間原敬の形成期がよく分かりました。

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