中野本町の家 住まい学エッセンス

伊東豊雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582543612
ISBN 10 : 4582543618
フォーマット
出版社
発行年月
2024年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;18

内容詳細

1976年に完成し「建築家の設計した住宅」のひとつの頂点と称された「中野本町の家」。設計者である伊藤豊雄と、この家に暮した3人家族の後藤一家が、家の解体を決めるまでの20年間をそれぞれの視点から率直に語る。「住まい学大全」シリーズのなかでも大反響を呼んだ名著が満を持して再刊。(新版解説=西沢立衛)


■新シリーズ「住まい学エッセンス」とは

「住居・建築・まちを探検するコンパクト・ブックス」として、積水ハウス「住まいの図書館出版局」より1987年から2014年にかけて刊行された建築エッセイシリーズ「住まい学大系」は、建築家による設計プロセスの精緻な表現、住居をめぐって掘り起こされた歴史、住まい手による生活記録の集積から建築批評に新たな視座をもたらし、ジャンルをこえ幅広い読者を獲得しました。惜しまれなが絶版になってしまった「住まい学大系」シリーズのなかから、読み継がれるべき書を精選し新たな顔ぶれも加え、旧シリーズ編集長だった遠藤実氏の協力のもと、2024年夏より平凡社が「住まい学エッセンス」としてシリーズを再刊します。

【著者紹介】
後藤暢子編 : 1938年京城(現ソウル市)生まれ。東京大学教養学科大学院修士課程修了(比較文化専攻)。音楽学者(日本近代音楽史)。著書『山田耕筰』(ミネルヴァ書房2014)ほか。2003年『山田耕筰著作全集』(全3巻、岩波書店2001)の編集主幹としてミュージック・ペンクラブ賞受賞。「中野本町の家」施主、設計者の姉

後藤幸子 : 1964年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。料理店、ホテル等勤務後、飲食業に多角的に従事

後藤文子 : 1965年東京生まれ。慶應義塾大学文学研究科博士課程修了。慶應義塾大学文学部教授。専門は近代美術史

伊東豊雄 : 1941年京城(現ソウル市)生まれ。建築家。東京大学工学部建築学科卒業後、菊竹清訓建築設計事務所を経て71年独立。作品「中野本町の家」(1976)「シルバーハット」(1984/日本建築学会賞作品賞)「八代市立博物館」(1991/毎日芸術賞)「大館樹海ドーム」(1997/芸術選奨文部大臣賞、日本芸術院賞)「せんだいメディアテーク」(2000/日本建築学会賞作品賞)「台中国家歌劇院」(2016/村野藤吾賞)ほか。ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞(2002)ほか受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Chie Okumura さん

    居住者、設計者両方の視点に引きこまれる良い本だった。学生時代から憧れた住宅には動物も寄り付かない− 空間をつくる行為は時として人の人生にとてつもなく影響を与える、ある意味暴力性の高い行為であることを、わたしたち設計者(デザイナー)は認識していく必要があるなと強く感じた。同時に伊東豊雄の新建築の論考と、あとがきも大変面白かったです

  • sun さん

    住宅をめぐる重い話です。クライアントの大切な人の死を悼む暗い心に共鳴して閉じたチューブを作ったみたいなことことが書いてあったが、本当はそんなの関係なく閉じた箱を作りたかっただけなのではと思いました。日本の建築界も閉じる方向に向かっていた時代だと思いますので。。やはり伊東さんほどの建築家になるためには強烈なエゴイズムが必要なのだなと感じました。普通に考えれば、死の悲しみを払拭していくように明るく希望に満ちた住宅を目指すと思います。そりゃ、壊したくなるよとクライアントに納得。これは伊東さんが犯した罪ですね。

  • M T さん

    夢でよく引越しをする。子供の頃から住み替えで何軒かの家に住んで今一番地面から離れているからだろうか。 とまあ大抵自宅にこもっているだけにこの本の、作りの変わった邸宅の佇まいがすきになり、一度でいいから覗いてみたかった。住むのはちょっと不便そうだが。しかし建物というものの運命は住む人次第。もうすでにこの世にはありません。

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