基本情報
内容詳細
1976年に完成し「建築家の設計した住宅」のひとつの頂点と称された「中野本町の家」。設計者である伊藤豊雄と、この家に暮した3人家族の後藤一家が、家の解体を決めるまでの20年間をそれぞれの視点から率直に語る。「住まい学大全」シリーズのなかでも大反響を呼んだ名著が満を持して再刊。(新版解説=西沢立衛)
■新シリーズ「住まい学エッセンス」とは
「住居・建築・まちを探検するコンパクト・ブックス」として、積水ハウス「住まいの図書館出版局」より1987年から2014年にかけて刊行された建築エッセイシリーズ「住まい学大系」は、建築家による設計プロセスの精緻な表現、住居をめぐって掘り起こされた歴史、住まい手による生活記録の集積から建築批評に新たな視座をもたらし、ジャンルをこえ幅広い読者を獲得しました。惜しまれなが絶版になってしまった「住まい学大系」シリーズのなかから、読み継がれるべき書を精選し新たな顔ぶれも加え、旧シリーズ編集長だった遠藤実氏の協力のもと、2024年夏より平凡社が「住まい学エッセンス」としてシリーズを再刊します。
【著者紹介】
後藤暢子編 : 1938年京城(現ソウル市)生まれ。東京大学教養学科大学院修士課程修了(比較文化専攻)。音楽学者(日本近代音楽史)。著書『山田耕筰』(ミネルヴァ書房2014)ほか。2003年『山田耕筰著作全集』(全3巻、岩波書店2001)の編集主幹としてミュージック・ペンクラブ賞受賞。「中野本町の家」施主、設計者の姉
後藤幸子 : 1964年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。料理店、ホテル等勤務後、飲食業に多角的に従事
後藤文子 : 1965年東京生まれ。慶應義塾大学文学研究科博士課程修了。慶應義塾大学文学部教授。専門は近代美術史
伊東豊雄 : 1941年京城(現ソウル市)生まれ。建築家。東京大学工学部建築学科卒業後、菊竹清訓建築設計事務所を経て71年独立。作品「中野本町の家」(1976)「シルバーハット」(1984/日本建築学会賞作品賞)「八代市立博物館」(1991/毎日芸術賞)「大館樹海ドーム」(1997/芸術選奨文部大臣賞、日本芸術院賞)「せんだいメディアテーク」(2000/日本建築学会賞作品賞)「台中国家歌劇院」(2016/村野藤吾賞)ほか。ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞(2002)ほか受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Chie Okumura さん
読了日:2025/09/01
sun さん
読了日:2025/01/09
M T さん
読了日:2024/08/01
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