彼方の友へ

伊吹有喜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784408537160
ISBN 10 : 4408537160
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
追加情報
:
445p;20

内容詳細

平成の老人施設でまどろむ佐倉波津子に、赤いリボンで結ばれた小さな箱が手渡された。「乙女の友・昭和十三年 新年号附録 長谷川純司 作」。そう印刷された可憐な箱は、70余年の歳月をかけて届けられたものだった。昭和初期から現在へ。雑誌の附録に秘められた想いとは―。

【著者紹介】
伊吹有喜 : 1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。出版社勤務を経て、2008年「風待ちのひと」(「夏の終わりのトラヴィアータ」改題)で第3回ポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 馨 さん

    長編。戦時中に『乙女の友』を発刊するのに奮闘するハツさんの人生。他の戦争小説、ドラマでも当時少女たちが雑誌を楽しみにしていて、美しい付録を大事に持っているシーンをよく目にしますがそれを作る出版社側の苦労や、戦争に影響され戦意を駆り立てる内容に変わりゆく誌面に葛藤する姿等当時の状況がよくわかりました。いつの時代も少女たちはこういう雑誌にときめく時期がありその雑誌が戦争一色になったり戦争により休刊になるのは悲しいことだと思います。

  • starbro さん

    第158回直木賞候補になってから図書館に予約したので、ようやく読めました。候補作3作目(3/5)です。伊吹有喜、初読です。タイトルも素敵で戦時中でありながら、嫋やかで美しいプラトニック・ラブの物語でした。『乙女の友(モデルは少女の友)』のような雑誌が、戦前・戦後で発行されていたこと自体が、驚きです。主筆と編集長の違いはその雑誌に対する想いの違いかも知れません。直木賞受賞に至らなかったのは、インパクトに欠けるからでしょうか?

  • ウッディ さん

    裕福だった幼い頃に購読していた憧れの雑誌「乙女の友」の編集部で雑用係として働くことになった主人公のハツ。世の中は戦争に向かい、思想統制の中、質素倹約を強いられ、英語が敵性語になった時代に、美しいものや憧れを読者に届けたいという雑誌の主旨を誰よりも理解していたハツは、周囲から認められ、物語を書くまでになる。読者を友と呼び、暗くなりがちな人を照らす灯台のようでありたいとの願いは待っている人に必ず届き、希望へとつながる。平和な今だからこそ、彼女たちが守ってきたものの大切さをあらためて考えさせられる物語でした。

  • 風眠 さん

    可愛くて刺激的で、ほんのり甘くてキラキラで。そんな女のコの大好きがつまった雑誌『乙女の友』。日本の隅々にいる「彼方の友」へ最上のものを届けたい。そんな作り手の情熱と信念は、読者の憧れと熱狂に支えられる。そして両者の根底にあるものは、雑誌を愛してやまない心。小さな工夫で素敵になれる魔法、心躍る物語に胸ときめかせ、ささやかな夢を見る。戦争という闇の中だからこそ、絶やしたくないそんな煌めき。ディア彼方の友へ、共に走ったあの頃、ままならない現実を懸命に生きた煌めきは、私の今を照らしています。シンシアリィ・ユアズ

  • 青乃108号 さん

    良い物語だった。戦前から戦後、日本の貧しい時代。創意工夫で人の心に希望を灯し続けた雑誌【乙女の友】。そこで見習いから始まりとうとう主筆にまで辿り着いた、主人公ハツ。東京大空襲で壊滅的な被害を受けた雑誌社から不屈の心でもって再び雑誌を、今こそ必要な読み物を出版するのだと立ち上がるハツ。空襲の場面の悲惨さが丹念に描かれている為、再起の決意は胸が熱くなるクライマックスである。高齢者施設で暮らす現在のハツが当時を回想し語る物語であるのだが、現在パートは必要だっただろうか。胸熱のクライマックスで締め括って欲しかった

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人物・団体紹介

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伊吹有喜

1969年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、出版社勤務を経て、2008年『風待ちのひと』(応募時のタイトルは「夏の終わりのトラヴィアータ」)でポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、デビュー。長篇二作目の『四十九日のレシピ』が累計三十五万部を突破するベストセラーになり、ドラマ化、映画化。14年の『ミッド

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