ブラック企業 2 「虐待型管理」の真相 文春新書

今野晴貴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166610037
ISBN 10 : 4166610031
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
283p;18

内容詳細

若者を使い潰す「ブラック企業」の実態が知られるようになったのに、被害は広がるばかり。「なぜ入ってしまうのか?」「なぜ辞めないのか?」。そのカギは「虐待型管理」という経営戦略にあった!ベストセラーとなった前著『ブラック企業日本を食いつぶす妖怪』での問題提起に続き、労働相談の「現場」からの解決策決定版!

目次 : 序章 ブラック企業問題とはなんだったのか?/ 第1章 わかっていても、入ってしまう/ 第2章 死ぬまで、辞められない/ 第3章 絡め取り、搾りつくす/ 第4章 国家戦略をも侵食するブラック企業/ 第5章 なぜ取り締まれないのか?/ 第6章 奇想天外な「雇用改革論」/ 第7章 ブラック企業対策―親、教師、支援者がすべきこと/ 終章 「ブラック国家」を乗り越えて

【著者紹介】
今野晴貴 : 1983年、宮城県生まれ。NPO法人POSSE代表。一橋大学大学院社会学研究科博士課程在籍(社会政策、労働社会学)。著書『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』(文春新書)で大佛次郎論壇賞受賞。2006年、中央大学法学部在籍中に、都内の大学生・若手社会人を中心にNPO法人POSSEを設立。年間2000件の労働相談を受けている。ブラック企業対策プロジェクト共同代表もつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 本詠み人 さん

    産業・組織心理学Tのレポート課題のための参考図書。読んでみてブラック企業について知っているようで全然分かっていなかったことに気づいた。こんな企業が、こんな非人間的な働かせ方が、本当にあるのかと目を覆うばかりの衝撃をうけた。サービス残業をさせられている人は、とにかく記録をつけること(手帳に帰宅時間を書く、パソコンのログ記録、スマホのGPS記録など)今現在2年前まで遡って未払い賃金の請求ができる。本来は期限をきらずに請求できるような労働者を搾取から守る国であってほしいのだが。◎

  • きいち さん

    『たかの由梨』での和解と改善の事例が素晴らしい。過去の責任を問う正しさよりも、まず優先すべきは現在と未来の「実」。敵である交渉相手もしっかりと信頼し、対話を継続させていく。この実践家の姿勢が心強い。◇関心を持たぬ普通の人を土俵に引き込む戦略だった前作に対し、本書は、当事者の事例や周囲に求められる姿勢など直接の対処ぶりを紹介することで、今まさに検討されている解雇自由化や残業代ゼロ法案が、的外れな手法であることを実感させる。闘いは差し迫ってきているが、ここでも今野は正しさに逃げず、きっちり損得に向き合うのだ。

  • 金吾 さん

    実例を読んでいますと嫌になります。私も昔は月から金まて泊まり込みで平均睡眠時間2 〜4時間くらいで2年間勤務しましたが、まあブラックでした。ただ当時の上司たちを心底軽蔑していましたので、ギリギリもったのかなあと思います。その結果仕事はしますが組織への忠誠心には欠けているように感じます。 パワハラも嫌いですが、ここに紹介されているような企業ぐるみでのブラック雇用はしっかり排除・根絶しないと国は衰退する一方になるのではと危惧しました。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    結論:被害者の多くはブラック企業に 積極的に入社し、自ら辞めないで働き続けている(傍点4頁)。ブラック企業は安く、長く、身体を壊すまで若者を酷使。簡単に辞めさせてくれない。代わりを探せ。辞めたら訴えるとも(30頁)。常軌を逸しているのである。死ぬまで働くなんていうのが、高額資産保有の渡邉美樹氏(57頁)。どれだけ金持ちでも、言っていいことと悪いことの区別もできないようだ。昨今のニュースで17億580万円とのことだが、金額よりも経営者としての人間性を問われている気がしてならない。

  • デビっちん さん

    前作にも増してブラック企業の1次情報がたくさん記載されていて、読後は気分が悪くなります。ブラック企業の利益は、労働者の無謀な目標や数値に向かって虐待にも似た管理によって利益が生み出されています。そうまでして労働者が働いている理由にはあまりピンときませんでしたが、そうなってしまうのは初めてのことで基準がないから、ということには納得できました。共通の基準を設けることで、比較でき、やりすぎかどうか判断できます。当たり前のことですが、相対的に見ないと良いか悪いかはわかりませんね。

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