基本情報
内容詳細
ほとんどの作品を「未定稿」のまま遺した宮沢賢治。生涯にわたり書き換え続けられたその手稿が示す「揺らぎ」と可能性を丹念に追うなかで、賢治世界=イーハトーブのまったく新しい姿が見えてきた。石、風、火山、動物などの実在物や、心象、未完といった構造に隠された賢治の創造原理を解き明かし、いまを生きる私たちの「倫理」を問う、画期的批評。
目次 : 1 太平洋にタイタンは要らない―“海”について/ 2 模倣の悦び―“動物”について/ 3 風聞と空耳―“風”について/ 4 天と内臓をむすぶもの―“石”について/ 5 愚者たちの希望―“デクノボー”について/ 6 内なるレンブラント光線―“心象スケッチ”について/ 7 方角の旅人たち―“北”について/ 8 終わらない植民地―“未完”について/ 9 無可有郷からの通信―“ユートピア”について/ 10 血、虹、半影の夢―“死”について
【著者紹介】
今福龍太 : 文化人類学者・批評家。1955年東京に生まれ湘南で育つ。1980年代初頭よりメキシコ、カリブ海、アメリカ南西部、ブラジルなどに滞在し調査研究に従事。その後、国内外の大学で教鞭をとりつつ、2002年より群島という地勢に遊動的な学び舎を求めて「奄美自由大学」を創設し主宰する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Koichiro Minematsu さん
読了日:2020/02/11
❁Lei❁ さん
読了日:2022/10/16
ポカホンタス さん
読了日:2019/12/22
Sherlock Holmis さん
読了日:2020/05/16
まおまお さん
読了日:2019/12/09
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人物・団体紹介
今福龍太
文化人類学者・批評家。1980年代初頭からラテンアメリカ各地で人類学的なフィールドワークに従事。早くから写真、映画、音楽、メディア、スポーツ、文学等の領域でも旺盛な批評活動を展開。2002年から奄美・沖縄・台湾の群島を結ぶ遊動型の野外学舎“奄美自由大学”を主宰。ブラジルのサンパウロ・カトリック大学で
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