義経と静御前・二人の「その後」 各地に残された生存伝説は何を語るのか PHP文庫

今泉正顕

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569662466
ISBN 10 : 4569662463
フォーマット
出版社
発行年月
2004年08月
日本
追加情報
:
275p;15

内容詳細

稀代の英雄・源義経と絶世の佳人・静御前の吉野山での悲劇の別れ―能や歌舞伎にもなり、日本人に広く親しまれたこの物語には、後日談ともいうべき伝説があった。のちに平泉で討たれずに北への逃避行に出た義経を追って、鎌倉から釈放された静御前も北へ向かったというのだ。各地に残る伝説・伝承を検証し、二人のその後を大胆推理した歴史読み物。

目次 : 第1章 悲劇の英雄「義経」と悲劇の舞姫「静御前」―二人の出会いから別れまでわずか二年足らず/ 第2章 「静御前」京の都に到着後の行方は謎?―全国各地「静御前」の死亡地を検証する/ 第3章 「静御前」終焉の地はまだまだ続く―郡山の「静御前」伝説と、それ以前の伝説/ 第4章 「義経」と「静御前」の悲劇の原因は?―兄・頼朝の立場を理解しない義経にあった/ 第5章 「義経」は殺されずに生きていた!―蝦夷地(北海道)逃亡は事実である/ 第6章 「義経」は蝦夷地(北海道)から大陸に向かった―雄飛空しくロシア領で死す

【著者紹介】
今泉正顕 : 1926年福島県郡山市生まれ。1947年福島経済専門学校(現・福島大学経済学部)卒業。郡山青年会議所専務理事、郡山商工会議所専務理事などを経て、1969年FCT福島中央テレビ創立に参画。同社代表取締役社長・会長を経て、現在同社最高顧問。郡山商工会議所顧問。日本ペンクラブ会員。1990年4月放送事業功績で藍綬褒章受章。県内の青年運動、文化運動並びに地域経済の指導者として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ともとも さん

    史料を検証しつつも、伝承や史蹟などで義経、静伝説を 読み説いていく。 本当か?否か?想像の翼のはらたかせ過ぎ?ということ以前に、 歴史や義経、静の人生生き様、純で人間的な弱さ、世の中とのすれ違い感もあって 史料だけでなく、伝承や史蹟などに目を向けて見る、そんな 歴史の検証のし方もあって良いのかなぁ〜としみじみ思わされてしまいました。 義経、静の魅力、そして源平、鎌倉時代の面白さを感じさせる、1冊でした。

  • 色々甚平 さん

    日本全国に残る静御前伝説や源義経の話をまとめて考察した本。史実的というより研究的な視点よりも当然の行動パターンを考えて考察していく。源義経が北海道まで逃げ延びていた話や、静御前がどこで命を絶ったかなどの話も興味深いが、東北地域が「田舎」というイメージを持たれがちだが実は海外貿易が盛んだったという話やアイヌの話の方が話題として身近で興味を持てた。静御前の章の時、妙に郡山にスポットを当ててると思ったら著者の出身地でした。やっぱり贔屓してるのかな?ひとつの視点としては面白かった。

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今泉正顕

1926年福島県郡山市生まれ。1947年福島経済専門学校(現・福島大学経済学部)卒。郡山青年会議所(郡山JC)専務理事、郡山商工会議所専務理事、(株)福島中央テレビ代表取締役などを務める。県内の青年運動、文化運動並びに地域経済界の指導者として活躍。1990年4月には、放送事業功績で藍綬褒章受章(本デ

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