花唄の頃へ くらまし屋稼業 時代小説文庫

今村翔吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758443197
ISBN 10 : 475844319X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
追加情報
:
266p;16

内容詳細

三郎太、蘭次郎、幸四郎、林右衛門の四人は大身旗本の次男、三男。いわゆる部屋住みの身分で、半分無頼の悪仲間であった。ある晩、酒場で盛り上がった帰り道、三郎太が何者かに腹部を深々と刺され、首を掻き切られて殺された。彼は、一刀流の皆伝で剣の達人。いったい誰が、何の目的で!?自らも狙われるかもしれないと怯えた蘭次郎たちは、各々身を守るために、裏の道を頼るが…。裏稼業の必殺仕事人たちが、己の掟に従い、命を賭けて戦う。続々重版の大人気シリーズ、熱望の第六弾。

【著者紹介】
今村翔吾 : 1984年京都府生まれ。「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。デビュー作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(祥伝社文庫)で2018年、第7回歴史時代作家クラブ・文庫書き下ろし新人賞を受賞。同年、「童神」で第10回角川春樹賜説賞を受賞。19年『八本目の槍』(新潮社)で「週刊朝日」歴史・時代小説ベスト10第一位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • W-G さん

    シリーズ前作から、ギアが一段上がった。裏稼業を描く作品ならではの、もし依頼人が守るに値しない奴だったら?系統のお話。物悲しいエピソードの中に、平九郎パワーアップの予兆を見せておきながら、さらに炙り屋の好感度アップまで成し遂げた、とても充実した内容となっている。平九郎の苦悩と成長を引き出した鼻歌長兵衛は、今のところ最高の敵役だろう。迅十郎パートも、斬り合いシーンが格好良い。かなり好きな一冊となったが、やはり漫画の影響が色濃い。今度のは『サイコメトラーエイジ』に似たような話があったような…。

  • しんごろ さん

    裏稼業だから今回の依頼も受けきゃいけないのか。裏稼業だから、裏稼業同士のしのぎを削る戦いをしなければならないのか。裏稼業だから、こんな皮肉な運命を引きあわせるのか。この展開は、なんとも切なく辛い。そして、仕事でも人としても掟を課し、もがくんだろうなあ。平九カも試練だと思って、のりきってほしいね。それにしても、迅十郎は格好良かった。あっぱれな男だね。今作で思ったこと「憎まれっ子世にはばかる」という言葉、ありゃ嘘だな(笑)切なくて辛かったけど、まあ結果的には良かったからね。お春ちゃん、癒やすねえ。

  • 海猫 さん

    今回はまたしても、くらまし屋だけでなく、裏稼業で生きる者たちが入り乱れる展開に。その上、ことの真相がなかなかハッキリせず、なんともミステリアスで緊張感が漂うお話になっている。いつ刺客が襲ってくるかわからないし、誰が刺客を雇っているのか?もちろん読み進むと見えてくるものはあるが、実はやりきれない話であり、なんとも苦いものが残った。シリーズ屈指のダークな巻。全体的に「掟」というテーマで一本、筋が通っているので深みがある。平九郎本人の家族の話は今回なかったので持ち越しか。とにかく早くも次作が楽しみになった。

  • しんたろー さん

    シリーズ中一番ダークな印象の巻だが、文句なしに面白い!平九郎vs炙り屋vs謎の刺客vs伝説の人斬り…四つ巴の剣劇もさることながら「掟」の非情さに痺れる。それでいて、人情時代劇の側面もあって、プロローグを読み返したり、終章前のエピソードなどで「純真」に熱くなった。(迅十郎が格好良くて主役を喰ってる?) 今巻で名脇役は一鉄だけしか登場しなかったのが寂しいが、それでけ登場人物たちに魅了されている証拠だろう。これで既刊本は制覇してしまって、今村さんロスになりそうなので、明後日は『ぼろ鳶組』最新刊を買いに走るぞ♬

  • いつでも母さん さん

    くらまし屋シリーズ第6弾!好い。実に面白い。皆さん追いかけてるはずですよね?大丈夫です。今村さん、今回も外しません。こんな奴の依頼まで受けるのか・・と思った私はまだまだです(汗)平九郎は今回で一皮むけたかもですね。断固たる覚悟で自分を今一度戒めたでしょう。「あの世に・・晦め」が哀しく響いて、次回がもう楽しみでならない。

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人物・団体紹介

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今村翔吾

1984年、京都府生まれ。ダンスインストラクター、作曲家、守山市埋蔵文化財調査員を経て作家デビュー。2016年、第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞、18年、『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』で第7回歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞、同年、「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞(刊行時『童の神

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