ゆかいな珍名踏切 朝日新書

今尾恵介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022950482
ISBN 10 : 402295048X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
追加情報
:
256p;18

内容詳細

踏切には、名前があると知っていますか?踏切で待ちぼうけをしているときには名前が書かれた札を探してみてほしい。本書は踏切の名前に焦点を当てた、(おそらく)日本初の本である。踏切の名前は、つけられた瞬間から時間が止まっているかのように、「昔」の風景をひっそり今に伝えている。個性に満ちた踏切の名前を味わう旅に出かけよう。

目次 : 1 珍名踏切の由来を歩く(勝負踏切―いかに勝負しているのか?/ 観光道踏切―観光地がないのになぜ?/ 馬鹿曲踏切―“クルクルパー”の踏切とは?/ 壺焼踏切・茶碗焼踏切・瓦焼踏切―ひたすら焼き物/ 旭ガラス踏切・日石踏切―会社名踏切の愉しみ ほか)/ 2 傑作踏切123選(かつての店を名乗る記念碑的踏切/ 昔はこんな施設がありました/ 病院と学校の踏切/ モノとコト―普通名詞の踏切/ 軍の名残をとどめる踏切 ほか)

【著者紹介】
今尾恵介 : 1959年神奈川県生まれ。地図研究家。踏切名称マニア。一般財団法人日本地図センター客員研究員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査。明治大学文学部中退。音楽出版社勤務を経て、1991年より執筆業を開始。地図や地形図の著作を主に手がけるほか、地名や鉄道にも造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤 さん

    タイトルに惹かれて手にとった1冊。本書は、踏切につけられた「名前」に焦点をあて、気になった珍しい名前の踏切を選び、実際に足を運んで、鑑賞したり、地元の方に取材したり、図書館で調べたりして名前の謎を追った本。多くは、「豆腐屋踏切(三重県松阪市」「茶碗焼き踏切(熊本県八代市)」などの商売がらみであったり、「義経踏切(岡山県津山市)」や「雪舟踏切(島根県益田市)」などの歴史にまつわるものであったりする。そして、昔の風景を今に伝えている。これからは、踏切で待ちぼうけをしているときは名前が書かれた札を探してみたい。

  • けんとまん1007 さん

    由来って、いろいろあるものだと再認識。ユニークなものでも、いくつかのパターンがあって、興味深い。過去の歴史もいろいろわかるのだが、共通しているのが、人の時間的な認識。20年ほど前・・・は、大抵30年ほど前という例。時間とは、そういうものかもしれない。

  • HMax さん

    「命名された頃から時間が止まっている」、タイムカプセルのような名前をもった踏切の数々。調査中の聞き取りで、この辺りに鍋屋はありましたか?20年ぐらい前まではありましたよ、という場合は40-50年前まであったということらしい。人の記憶とは面白い。寂しいベスト3:@爆発踏切、A汽船場海岸通り踏切、Bファッション通り踏切、珍名ベスト3:@勝負中踏切、A壺焼踏切、Bパーマ踏切、歴史ベスト3:@養老院踏切、A虚無僧踏切、B切られ踏切。 豆腐屋、鍋屋、靴屋、松太郎、弥三郎、等々の店名、人名踏切も多いようで面白い。

  • 田氏 さん

    バス停の名前に小字などの旧地名が残る例は知っていたが、踏切には意識が及んでいなかった。踏切名は、なかば適当に名付けられる。その地域名や周辺にある施設や工場や商店、なんならその場の雰囲気とかで、ときには漢字が間違っていることもあるほど。そしてその名前は踏切の利用者にすら見向きもされず、命名元の事物がなくなろうとも、○○が丘的な新興住宅地ができようとも改名を迫られることなく、結果としてその土地の記憶を留めている。道端のなんでもない段差だってなにかの遺構だったりするが、その視線を踏切名にむけ、実地調査する試み。

  • びっぐすとん さん

    図書館本。新聞書評見て。踏切にはイライラさせられている私としては踏切名なんて興味なかった。近くの踏切は「十文字踏切」、交差点の近くなら日本全国どこにでもありそう。でも今では忘れられている古い地名や故事、生活の一端をそっと守り続けている踏切名。誰も気にしないからこそ残っている。建物はすぐになくなってしまうけど、踏切は廃線にならない限り残る。これからは踏切にもっと注意を払おう。「爆発踏切」の話はショッキング。踏切名も歴史を語っている。「大体〜年前」というのは実際は大抵1.5倍の時間が経過しているのも笑える。

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今尾恵介

地図研究家。1959年横浜市生まれ。明治大学文学部ドイツ文学専攻中退。(一財)日本地図センター客員研究員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査などを務める。『地図マニア 空想の旅』(集英社インターナショナル、第2回斎藤茂太賞受賞)、『今尾恵介責任編集 地図と鉄道』(編著、洋泉社、第43回交通図書賞

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