真田を云て、毛利を云わず 上 大坂将星伝 講談社文庫

仁木英之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062934091
ISBN 10 : 4062934094
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
追加情報
:
468p;15

内容詳細

豊臣秀吉最古参の家臣を父に持つ毛利勝永は若くして九州豊前一万石の大名となる。天下統一を成した秀吉は高邁な理想の下、朝鮮に出兵するが…。石田三成の薫陶を受け、豊臣政権の次代を担う器と目された勝永の眼前に、徳川家康が立ちはだかる。戦国の世、志を貫いた男を爽快に描く歴史小説。

【著者紹介】
仁木英之 : 1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部卒業。2006年『夕陽の梨 五代英雄伝』(学習研究社)で第12回学研歴史群像大賞最優秀賞、『僕僕先生』(新潮文庫)で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    毛利勝永の物語でした。いきなり本能寺から始まり、秀吉の天下になっていたのは予想していなかったです。豊臣政権の次代を担うべく三成に才能を見出されていたのも興味深いです。しかし家康が立ちはだかっているのですよね。秀吉の死で物語が終わるので、天下分け目の関ヶ原が待ち受けています。下巻も読みます。

  • ロマンチッカーnao さん

    毛利勝永の一代記。毛利勝永って人物自体、名前程度しかしらなかったんですけど、大阪夏の陣で真田と変わらない活躍をしたと知って、興味を読み読み始めました。上下巻で、上巻は、勝永幼少期から大名となり、豊臣秀吉が死に、関ケ原で西軍として戦い、敗北し、土佐の山内一豊の預かりとして暮らすまでを描いています。夏の陣での登場人物もほぼ接触しており、最後に向けての大きなる序章って感じでした。下巻に向けて期待大の上巻でした。

  • つーこ さん

    主人公の毛利勝永。この人についてはほとんど何も知らないので特に興味を持った訳ではないのですが、勝永と絡む登場人物が大物揃いで、おおお!となりました。さらに、戦国時代といえば中央政権の戦が語られることが多い中、この本は四国や九州征伐が詳しく語られていて興味深かったです。それにしても毛利勝永・・・誰だろう。未だピンと来ず・・。

  • ざれこ さん

    例えば石田三成を前振りなくいきなり佐吉と呼んじゃうような人物の言い換えが頻繁にあり、場面描写も想像がつきにくく少し読みづらい。それと幼少期から大活躍で「まだ12歳?」と途中で突っ込んでしまう主人公には大河ドラマ「江」を連想させられるし、小さい頃から五人衆と面識あるのかよ、とか、まあツッコミどころは多々あれど、四国や九州征伐などあまり知らない部分のドラマは戦国時代を多角的に読めて収穫。毛利勝永は大河「真田丸」の豪快さ(岡本健一かっこよかった!)とは少し違って落ち着いた知的な雰囲気で、これはこれで好感度高い。

  • 小瑠璃 さん

    大河の真田丸ロスのみなさま、ぜひこちらをどうぞ!わたしは真田丸を見るまで、毛利勝永を知らず、大阪5人衆となる彼を、なぜ毛利?どこの毛利?と思っていたのですが、この本ですっきりと腑に落ちました。勝永の幼少期から始まるこの物語には、冬の陣夏の陣のお馴染みの面々が次々登場し、うわぁ、これが後の…!と随所で楽しくてたまりません。…あまりにも次々登場するので、創作くささは拭えませんが、それもまた楽しいです。当然、大河と人物像の差はそれなりにあるけれど、大好きな大河のイメージが崩れる程ではないので、そこも嬉しい。

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人物・団体紹介

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仁木英之

1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨―五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行

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