ひどい民話を語る会

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041123270
ISBN 10 : 4041123275
フォーマット
出版社
発行年月
2022年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
176p;19

内容詳細

荒唐無稽な口碑文学「ひどい民話」は、語りのエンターテインメントだ!
「囲炉裏端にはコンプライアンスもポリティカル・コレクトネスもないんです。そして――。ひどい民話が誕生するんです」京極夏彦(「はじめに」より)

「桃太郎」の冒頭でお爺さんは芝刈りに、お婆さんは洗濯に行く。その理由とは……?
メジャーな昔話の陰には数々の「ひどい民話」が埋もれている。
妖怪を愛好する面々が縦横無尽に語る、知られざる民話の世界。
全国各地から選りすぐりの民話を紹介する、伝説的トークイベント「ひどい民話を語る会」が、満を持して書籍化!
学問としても芸術としても敬遠され、表舞台からパージされてきた荒唐無稽な口碑文学「ひどい民話」は、語りのエンターテインメントだ。

※下品な話が苦手な方はご遠慮ください。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ
はじめに 京極夏彦

第一部 京極夏彦、多田克己、村上健司 

第二部 京極夏彦、多田克己、村上健司、黒 史郎

第三部 京極夏彦、黒 史郎

おわりに 京極夏彦 

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mint☆ さん

    おいおい本当に酷いな(笑)雑誌か何かで紹介されていて読んだけどこんな内容だとは…。前半はシモ系、後半は変な民話が多い。きな粉が出てくるとだいたい酷い話になるとか、昔話の桃太郎は、お婆さんは川へ洗濯に、お爺さんは山へ芝刈りに行ったのには理由があるのに、酷くて削除されちゃったというのは興味深い。「民話集は爺さん婆さんの磨かれたセンスから生まれた珠玉のアンソロジー」だそうです。

  • ☆よいこ さん

    お化け界隈の専門家が民話を語る座談会3回分。艶話は今回は無しで主にシモの話wというかそればっかり[第1部:桃太郎/犬婿入/逆さ犬/焼酎の話/パナンペとペナンペ/雁汁/三人坊主/屁っぴり嫁/涼み袋/林檎の怪/糞を食って犬になる]コラムも面白い[第2部:豆粉の置き場所/篩(ふるい)借り/草刈ろう/婆汁/馬鹿息子/釈迦と弥勒/ねぎに土を/長い頭/嘘つき小僧/みとこうもん/福は寝て待て/乳飲む爺さ/人糞のご神体/終わりの言葉]桃太郎の前日譚[第3部:お化け好きを虜にする民話の魅力とは]まあ大体こんなもんだべ

  • 33 kouch さん

    思っていた以上に酷く、ナンセンスなものが多い。 一体昔の人は潜在意識の中で何を伝えたかったのだろうか…と思いを巡らす。因果応報になっていないものも多く真意が難しい。ただ口伝や書物でこんなに品位のない話が長く伝わるなんて凄い。大正以降の純文学よりも長く庶民の中を生き続けていると言え、ある意味文学を超える普遍的価値があるのでは?と思ってしまう。現在のようにメディアがない。そんな中で御爺御婆が子供に笑ってもらうため必死に編み出したエンタメ、それがシモだらけの民話なんだろう。ゆる〜く笑いたい方にお勧め。

  • Kazuko Ohta さん

    MC京極さん、盛ってますよね!?というぐらいヒドい。ヒドすぎて笑ってしまう数々の民話。芸人がウ○コやオナラをネタにするたびに卑怯だと思っていました。だってそっちの方向に持って行けば、芸人の力量に関係なくウケるから。だけどこれだけ昔から皆が好きならば、下ネタに走るのは致し方のないことに思えてきます。「吸い込ん屁」なんて声をあげて笑っちゃって、なんたる不覚(笑)。あまりにウ○コを食べる話が出てくるから、『劇場版テレクラキャノンボール2013』を観てオエ〜っと言いながら死ぬほど笑ったときのことを思い出しました。

  • 榊原 香織 さん

    思わず笑う。 上品な柳田國男が無視したような、尾籠な話、不条理な話などを語る会。 桃太郎だって何パターンもあり、ニートだったり、殺人者だったり。 各人、受け狙いで話を盛り、変わっていくのが民話なのかなw

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人物・団体紹介

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京極夏彦

1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。200

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